ぼくはかあさんとふたりぐらしだった。
やまおくのちいさなうちでそだった。
まずしいけれど、かあさんはいつもぼくにやさしかった。
なきむしでさみしがりやのぼくを、
けっしてひとりぼっちにさせなかった。
ぼくがなきだすと、すぐにとんできてだきしめてくれた。
やがて、がっこうをそつぎょうし、まちのかいしゃではたらくことになった。
誰よりも子どものことを思う母親の気持ち、時には過保護ではないかという一面を見せながらも、子どもの成長を見守っている。社会に巣立っても、不安な気持ちを支えてくれ、やがて自立すると…
読みながら、とても複雑な気持ちになりました。どこまでどう関わっていくことがベストなのか、わが子が社会に巣立つ時期、親元を離れる時期を迎えている今、自分自身に色々問いかけることでした。
これは、おとなのための絵本かな?