外来生物に前からとても興味がある息子が図書館の新刊コーナーで見つけて来ました。
まだ一人読みするには難しいようで読み聞かせとなりました。
作者の松沢さんが淡水魚のカメラマンを志し、その中で感じたこと。
特にオオクチバスに魅せられて撮影を始めたのですが、写真を撮りその生態を良く知るようになるにつれて、オオクチバスに感じる思いが変化していくことが印象に残りました。
外来種が日本の魚を食べることによって、外来種が増えてしまったことは知っていました。
それで外来種の魚には悪い印象を持って見ていたのですが、外来種が悪いのではなくて、それを持ち込んだ人間の方が罪深いことを改めて思いました。
外来種については、法律がつくられたようですが、そのことに関しても後手に回っているという印象は否めませんでした。
最近、よく聞く生物多様性という言葉、まず私たちが日本に古来からいる魚や生物たちに興味を示して、知っていくことから始まるのではないかと思います。
子ども向けの本ですが、いろいろと考えさせられました。