「しごとをとりかえたおやじさん」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

主婦は楽でいいよな。という感じで、奥さんの仕事に文句ばかりの旦那さんが、一日主婦と畑仕事を交換します。ま、大変な一日を送るだろうなと予想して読んでも、あちゃ〜。。とびっくり悲劇の連続な一日を描きあげています。
あぁぁ〜、それはあかん…というようなことが続いて、主婦は大変なのよ。ってことがよくよく分かる1冊でした。

「ほら見なさい」と言ってやりたくなるような
おやじさんの情けなさ。
子どもたちも「かっこ悪い」と笑っていましたが、
文句を言うのは簡単なんですよね。
じゃあ、やってみたらどうなるか。
今度旦那が文句言ってきたら、「読んで」とこの本を薦めたいです。
そして、他人のやっていることにあまり文句を言ったり思ったりしないように気を付けようと思いました。
いや〜、でも、胸がすかっとします。

相手の仕事は、ちょっと楽に見えたんだと思うけれど、交代してやってみるとなかなか大変だという事がわかって、思いやりの気持ちが持てていいなあと思いました。夫婦だけに限らず、当てはまる場合もあるなあと思いました。おやじさんの失敗ばかりに笑えました。

この手のお話は何度読んでも楽しい。
しごとのできるおかみさんと、家事はまともにできないおやじさん。
しごとを取り換えてみたら、おやじさんは何から何まで失敗ばかり。
笑っているうちに自分でも顔が引きつってきました。
これって自分自身じゃないか。
何事も要領よく家事をこなすおかみさん。
その手際はまねができない。
外では偉そうにしていても、家に入るとからっきし頼りないだんなさん。
お話はとっても面白いけれど、笑っている場合じゃないですよ。
それでも、最後のページをみたら…。
ためおやじとしっかり奥さんの家庭でも、愛はあるのだとホッとしました。
おかみさんの苦労を感じつつ。

いつもいつも歯をむき出してガミガミ言うおやじさん。
草刈りから帰った時に、椅子が倒れていたり
やかんが落ちてたりすることをガミガミ！

う〜、似たようなことあったような気がします。

あんまりうるさいおやじさんに、
おかみさんは「じゃあ、明日は私が草を刈るからあなたが
家の仕事をしてくださいな」と提案。
おやじさんは、大喜びで賛成してしまいました。

ここからは、もう大笑い。

やることなすこと、全部ダメダメになって
最後は・・・。

子どもに読む前に一人で読んで、大笑いしちゃいました。

そして兄ちゃんも先にひとりで読んでもらって、
寝る前に二人に読んでやりました。

いや〜、人の仕事はものすごく楽に見えるという
立派な教訓ですね。

その後の姿は描かれてないけど、想像はつきますもの♪

家事で疲れたとき、ダンナがガミガミ言うとき。
コレを読んで、ストレス解消！出来ますよ〜。

子どもは、単純に「失敗するおじさん」が面白かったみたいです。

ノルウェーの民話の再話です。
アスビョルンセン再話の『太陽の東　月の西』という短編集「家事をすることになっただんなさん」
で読んだことがあり、
面白いお話なので、いつかストーリーテリングの持ちネタにしたいと
密かにねらっていました。
もちろん、題名でピン！ときたので、早速読んでみました。
草刈鎌や、おかゆのイメージが言葉だけでは難しいかな、と思っていましたが、
絵本だと子どもたちにも紹介しやすいので、嬉しいです。
主人公の親父さんはおかみさんの家事の仕方が気に入らないのです。
あんまり怒鳴られるので、おかみさんは仕事を交代することを提案します。
さあ、親父さんの家事奮闘記が始まりますが、
そう、家事って案外大変なんですね。
かくして、親父さんには次々と（痛快な！）ハプニングが。
短編集ではその後は語られていませんでしたが、
この作品では、最後の絵がそっと暗示しています。
幼稚園児くらいから、このお話の奥深い面白さを共感してもらえそうです。

奥さんに当り散らすけしからんおやじさんが取替えた仕事は・・・
奥さんの家事仕事でした。
子守と家畜の世話と食事の用意。

どれもこれも裏目にでて
ぶたは殺すし、ビール樽は空にするし、
バターもこぼすし、最後はおかゆの大鍋に落っこちてしまいます。

おやじさんに降り注ぐ災難が
テンポ良くて親子でそのたびに悲鳴をあげて笑いました。

おやじさんもきっと奥さんの苦労を知り
仕事を取り替えることは撤回、自分の仕事に戻ったことでしょう。
そして奥さんをいたわって暮らしているでしょうね。