保育園で読み聞かせをして、大反響だった絵本です!
真っ白なページの上に、くっきりとした動物の足跡。
”なにの あしあとかな”
ページをめくると、足跡の正体がわかります。
この繰り返しで進む、非常にシンプルな絵本ですが、とても洗練されています。
それもそのはず。
動物画家の 薮内正幸さんが、絵を描いておられるのですね!
今にも動き出しそうな動物達・・・力のある絵に納得です。
それでも読む前は、どんな反応が返ってくるか不安もありました。
だって、結構難しいんです!
私は”うさぎ”で、つまづきました(笑)
ところが、いざ子ども達に読んでみると、心配なんてなんのその!
教室中に響き渡るほど大きな声で、
「いぬー!」「ねこー!」「ぶたー!」
と、大喜びで答えてくれました。
読み終わってから「もう一度見たい」という子ども達に手渡すと、夢中でページをめくっていました。
中には、お気に入りの動物のページを長いこと見ている子も。
可愛い絵や キャラクターの絵本を喜ぶ子はもちろんいますが、一見地味に見えても、力のある絵本というのは子ども達に受け入れられ、指示されるものなのだな、と感じました。
保育園児に読みましたが、大人でも全問正解は無理だと思います(笑)
それだけに、小学生以上の読み聞かせにも十分応えてくれる1冊と言えそう。
オススメです!