もりにおふろがあって、大きな動物から小さな動物までいろいろな動物が入りにやってくる。。。それだけでも、ほほえましいなあって思ったのですが、種類のちがう動物たちが背中を洗い合う姿に、なんだか感動を覚えました。小さな子どもたちは「楽しそうだなあ、仲良しだなあ!やってみたいなあ!」って、遊びの感覚で見るのかもしれないけど、私にとっては、この絵本に出てくる動物たちの世界は、人間にとっての理想の世界像だなあって、思ってしまったんです。国や人種のちがいをこえて、相手のことを大切に思う気持ちを、この絵本を通して自然に感じ取れるのではないか。子どもたちにとっても大人にとっても、本当に出合うべき一冊だと思いました。