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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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つきのよるに自信を持っておすすめしたい みんなの声

つきのよるに 作・絵:いもと ようこ
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2004年09月
ISBN:9784265034994
評価スコア 4.27
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みんなの声 総数 21
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  • 自然でいる動物と、自然でない私たち

    自然界では当たり前の子どもの成長が、いもとさんがやさしく微笑ましく描いている子どもの成長が、どうして心に突き刺さるのでしょう。
    産まれて間もなく懸命に立ち上がろうとするカモシカ。
    親の力を借りずに自分で立ち上がったカモシカ。
    ご褒美はお母さんのおっぱい。
    お母さんはやさしく、いろいろなことを子どもに教えます。
    自分が育ってきたように、生きることを伝えます。
    子どもはお母さんを頼りながら、自分を鍛えます。

    でも、あるとき突き放されるのです。
    このシーンを、いもとさんは言葉の色を変えて強調します。
    突き飛ばされた子どものカモシカ。
    やがて子どもはその意味を理解し、ひとり立ちしていきます。

    自然界で当たり前のことなのです。
    でも、ここに当たり前ではない自分がいました。
    子どもを突き飛ばす、親としての強さを私は持っていません
    親の思いをこどもが理解してくれるという、自信も持っていません。
    ただ、子どもの自立に不安なちっぽけな親がいるだけ。
    身体で子どもに伝えたことの達成感。
    子どもがそれに応えてくれるという安心感。
    どうしたら得られるのでしょうか。

    この絵本。
    子どもに向けた読書でしょうか。
    大人向けの教科書でしょうか。
    絵がとても澄んでいるだけに、心にひびいてきます。

    投稿日:2012/02/16

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  • 子別れの儀式

    カモシカのかあさんは、強いなあと思いました。「バシーン!!」と子どもを崖から突き落とすのは、辛いだろうけど、子どもが強く生き抜いていく為に心を鬼にして「子別れの儀式」をやったんだと思うと泣けてきました。その前に事前におつきさまを二人で見ながら最後のかあさんが伝えた言葉があったから、子どもも理解できたんだろうなあと思いました。かあさんの強い愛情に圧倒されました。

    投稿日:2018/10/12

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  • やっぱり寂しいなあ

    • イザリウオさん
    • 40代
    • ママ
    • 群馬県
    • 男の子9歳、男の子7歳

    鹿の親子、お母さんとぼく。
    ふたりはいつも一緒。
    お母さんの真似をして、ぼくはだんだんと大きくなり、ついにその日がきて・・・。
    動物の親子は、このおはなしのように子供の巣立ちを迎えると、もうそれっきり会うことはないのだろう。
    私達はそうじゃない。でも、やっぱりぼくがひとりで生きていく覚悟を決めたところは、自分に投影して泣けてきて、寂しく思った。
    でも、いもとようこさんのやさしい絵に癒される、素敵な絵本だと思います。

    投稿日:2009/11/08

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  • つらいけれど・・・自立。

    • 10月さん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子3歳

    4歳の息子が図書館で自分で選んできました。
    (お月さまといもとようこさんのほんわかした絵が好きみたいです)

    ほんわかしたお話なのかな〜と読み始めましたが・・・
    親の私が泣きそうになりました。

    初めて立ち上がるまでの生まれたてのカモシカの赤ちゃん。
    我が子が生まれたばかりのころを思い出しました。

    月夜さんぽのカモシカくん「おつきさま ついてくるよ!」
    全く同じことをいう最近の息子とかぶりました。

    そして・・・突然の親ばなれ子ばなれ。
    それは母カモシカからの突き飛ばし。
    ひとりぼっちになった子カモシカ。

    いつか来る自立のとき。
    そのことについて考えさせられ、そして寂しくなりました。
    こんなふうに潔く自立させられるだろうか。
    最近観た白熊親子のドキュメンタリー映画でも、同じように
    母と子の別れがあり、動物はすごいな。えらいな。
    と思っていたところでした。

    さいごにお月様を心の友達にして、ポジティブに逞しく
    前を向き始めたカモシカくんがよかったです。

    ちなみにズシーンときた母の横で、4歳の息子はまだあまりよく
    分かってないようでした。ちょっと早かったかな。

    そして他の方のコメントにもあったように赤い大きな字は
    ちょっと唐突でそこだけ残念な気がしました。

    投稿日:2009/08/31

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  • 親からの自立とは・・・

    • おしんさん
    • 40代
    • ママ
    • 鹿児島県
    • 男の子23歳、女の子21歳、男の子18歳

    生まれてすぐに自分で立つこと、それが動物にとって生きていく第一歩。そして、親と共に行動をしながら、生きていく術を体で学び、やがて、親は子どもを突き放し、子どもはひとりで生きていく。
    あんなに優しかったかあさんがぼくを突き飛ばしたことで、大きな衝撃を受けるが、読み手には、そのやさしいタッチの絵で、やんわりとしみこんでくるような気がする。また、親の立場で見ると、人間も、見習わないといけないのではと、改めて考えることだった。

    投稿日:2007/11/17

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  • 寄り添うということ

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子13歳、男の子11歳

    離れていても、直接声が聞こえなくても、その人の存在を感じる事こそ、
    本当に寄り添っている事だと思います。

    まだ幼い動物が、母に突き放されて、一人ぼっちになって、
    母の声に励まされます。

    別れは辛いものです。
    最近、とても好きだった作家が亡くなりました。
    とてもショックでしたが、その方が残した本はもちろん、考え方、姿勢を引き継ぐ事で、
    その人は生き続けるのだと思いました。

    親離れをした子どもたちに、親や先生や周りの大人たちの声が、
    聞こえてくるとといいなと思います。
    その声で、迷っても戻ってこれるといいなと思います。
    大人は、正しい声をかけなければいけませんね。

    投稿日:2006/12/12

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  • 大きめの子に読んであげたい本です

    あとがき・・・まで読んで、この本は、完結します。
    動物は、親のほうから「子別れの儀式」をするそうです。
    その言葉を受けて、親も子供も納得・・・といっても、4歳の子供には、少し難しいみたいです。

    儀式の前に、お母さんが子供に言った言葉は、大人の私にも心に響きました。
    小学生以上のほうが、この本が心に響いてくるのではないかと思います。

    私は、とっても好きな本です。

    投稿日:2006/09/04

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  • ひとりだち

    ニホンカモシカのこどもが
    生まれてひとり立ちをするまでを描いた絵本。
    満月の夜、母さんは子どもにいいます。
    「ころんでも ころんでも おまえは ひとりで たちあがった。おまえは つよいんだよ。ころぶたびに おまえは」つよくなっていくんだよ。」
    つらい子別れのシーンでは涙を誘います。
    卒業や入学の時期に読んであげたい絵本です。

    投稿日:2006/03/22

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