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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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となりのイカン自信を持っておすすめしたい みんなの声

となりのイカン 作:中山 千夏
絵:長谷川 義史
出版社:自由国民社
税込価格:\1,650
発行日:2004年10月
ISBN:9784426875039
評価スコア 4.5
評価ランキング 7,663
みんなの声 総数 19
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  • となりのイカン

     言葉は多様だと感じたのは数少ない海外の地ではなく、青森県津軽地方に行った時のことだ。
     温泉場で地元の老人と一緒になったのだが、彼らが何を話しているのかさっぱりわからなかった時だ。
     日本という小さな島国にあってそうなのだから、広い世界となれば知らない言葉ばかりではないか。

     この絵本の「イカン」とは、「いけない、ダメ」ということ。
     関西弁にすれば「アカン」となる。
     東北弁では「マイネ」らしいが、それはこの絵本で初めて知った。
     「いかん、いかん」といつもお父さんに叱られてばかりの「イカン」はとうとう家を飛び出して、むかいに住む「アカン」はお母さんにいつも「アカン」と文句ばかり言われて、こちらも泣いて家を飛び出した。
     二人の友達の「マイネ」も一緒に家を出て、世界をめぐる旅に出る。

     途中でけんかをしている子どもがいれば「けんかはいかん あかん まいね」と仲裁にはいって、友達がどんどん増えていく。
     友達が増えるのと同じように世界中の「いけない、ダメ」が増えていく。
     「ナイン」「ノン」「ニェット」、あれやこれ。
     言葉がそれぞれ違うけれど、伝わっていくのが不思議なくらい。
     それは単に言葉だけではなく、表情であったり発音であったり、情報の手段がさまざまあるからだろう。
     それは絵本でも同じかもしれない。
     言葉だけではなく、絵も伝達の大切な要素。

     この絵本では長谷川義史さんが絵を担当。
     長谷川さんならではの伝える方法がこの絵本にもある。

    投稿日:2016/12/04

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  • 「いけない、ダメ」の方言

    否定的な「いけない、ダメ」という言葉の方言を集めて創作された作品。
    それぞれ、そんな言葉がけをされた子どもたちが旅するのですね。
    ネガティブな旅?
    いえいえ、けんかの仲裁をし、仲間を増やすのです!
    これはすごい展開です。
    しかも、日本にとどまらず、世界中!?
    国際色豊かでびっくりです。
    もちろん、収録されていないご当地方言を探すのも一考です。
    長谷川義史さんの絵が、なんとも大らかですね。
    仲良しに向かうエネルギー、さすがです。

    投稿日:2016/10/18

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  • ネーミング

    「あれをしては、イカン!これをしても、アカン!」って、昔言ったような?言われたような?って、苦笑する私がどこかにいます。家出までしてしまうイカン、アカン、マイネたちに次から次と仲間が増えても明るい設定で、それでいてリズミカルで読み進めるのが面白いです。長谷川義史さんの絵だから特にそう感じてしまいました。

    投稿日:2013/09/04

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  • みんな仲良く

    • おしんさん
    • 40代
    • ママ
    • 鹿児島県
    • 男の子23歳、女の子21歳、男の子18歳

    題名と表紙の絵に誘われ、そして、作者の中山千夏さんの名前を見て、あの女優さん?と顔が浮かんできました。どんな内容かと思い、読んでみました。

    「あれはいかん、これもいかん。」
    と叱られ、家出をしたイカン。そこへ、
    「あかん!」
    と叱られたアカンもいっしょに旅をすることになり、
    そこへ、マイネも仲間入り。
    三人の名前は、おとなが子どもに発することの多いことばだったのです。
    「あれもだめ。これもだめ。」
    おとなは、子どものことを思って、ついつい口にしてしまうのですが、子どもの立場から見ると、やっぱり、それは辛いことなんだなと、反省することでした。
    そして、三人の友だちの輪は、どんどんその輪を広げ、インターナショナルの世界へと、広がっていきます。
    子どもたちとの関わり、どうあるべきかを教えてくれる一冊です。

    投稿日:2010/07/24

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  • 合言葉に

    • リーパンダさん
    • 30代
    • ママ
    • 宮崎県
    • 男の子7歳、女の子5歳

    イカン、アカンはわかっていても
    ほかの言葉にピンッとこなかった我が家。
    でも、あとがきを読んですっきりでした。
    世界にはたくさんの「だめだよ」という言葉があります。
    それをまとめた本は何度も読んで合言葉にしたいと思いました。
    怒ってばかり、けんか、心がつらくなるときは
    この言葉を口ずさんで友達いっぱい作るんだって
    子供たちと話しながら読みました。

    投稿日:2009/03/15

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  • いえでした。。

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子13歳、男の子11歳

    「いけない、ダメ」という意味を持つ言葉。これを名前にもつ子どもが、大勢出てきます。
    そして、けんかをしている子に、自分の名前で注意します。
    これが、テンポ良くおもしろいです。

    ともだちはたくさんでましたが、みんなお家に帰ったのでしょうか。
    きっと、お父さんたちは反省していると思います。

    長谷川さんの絵も素晴らしいです。夫が手にとって「味のある絵だね」と言いました。

    投稿日:2006/12/04

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  • テンポのいいお話・・・娘はダメちゃん?

    • めりぃさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子7歳

    イカンイカンと言われるイカンは家出して旅に出ます。
    向かいのアカンもいつもアカンアカンと言われてやっぱり家出して・・・・。
    マイネも同じく日々言われてる・・・。
    そんな3人が旅して出会った友達に言うのは、喧嘩したらイカンよアカンよマイネよ。

    あぁ、私もいつも言ってるなぁ・・『あれダメ・これダメ』って・・・。
    うちの娘が家出するときは『ダメちゃん』って名前で喧嘩しちゃダメって言いながら旅をするのかも・・・・。
    ちょっと反省した私です(笑)

    投稿日:2006/10/19

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  • 我が家バージョンには「ナンナ」も登場!

    • ぼのさん
    • 40代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子12歳、女の子10歳、女の子5歳

    昨年12月に読んで、感想はメモしてあったのですが、バタバタしていて、投稿できずにいた絵本です。

    あらすじは、皆さん書いてくださったので、省略します。

    「いけない」「ダメ」ということばを集め、名前にして登場させてしまうという、ユニークな発想!

    それに、我が家で大人気の長谷川義史さんの、個性的な絵!

    そして、人種を超えて、みんな友達、つながっているというストーリー!

    どれをとっても◎ですね♪

    う〜ん、でも・・・
    私たちの住んでる所の方言がもれていて残念!
    というわけで、我が家バージョンでは、「ナンナ」も登場します(笑)

    あれしなんな
    これしなんな
    けんかしなんな・・・

    投稿日:2006/01/20

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  • リズミカルでテンポよく読める絵本

    • YUKKOさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子7歳、女の子5歳、女の子3歳

    本の内容とは直接関係ないのだけど、
    この絵本の外表紙の折り返しに
    作者の中山千夏さんの言葉が載っていて、
    それが本当に心に響く素敵な言葉☆

    「いろんなもの、見てきたよ。いろんなこと、聞いてきたよ。
     それらが私の心に根を張ってね、芽を出してね、
     花を咲かせたの。(中略)
     タネを実らせた花もあるのよ。

     その一粒をあなたの心に贈りたい。
     その ちいちゃな窓からそっと差し入れて。
     そこに涙の雨と希望の太陽があれば
     きっと素晴らしい花が開くと思うから。」

    登場人物の名前がすべて「No!」を意味する言葉。
    いかん(標準語)、あかん(関西弁)、まいね(東北弁)、
    ならん(沖縄弁)、イテキ(アイヌ)、アンデ(朝鮮語)、
    メイヨウ(中国)、ハパナ(スワヒリ語)、ナー(ベンガル語)etc.etc.

    お父さんがあまりに叱るので、隣のイカンが家出。
    お母さんがあまりに叱るので、向かいのアカンも家出。
    2人を追いかけてマイネまで家出。

    3人で旅ではどんどん友達が増えていった。
    みんな仲良しうれしいね。
    いろんな目や髪の色の子供たちが手をつないで
    円形になっている絵が世界平和の象徴のようで
    素敵な絵だなあ♪、と思いました☆

    投稿日:2006/01/16

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  • 不思議で、リズミカルな楽しさ

    • はなしんさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子6歳、男の子4歳

    長谷川義史さんの絵が、すごく楽しそうな雰囲気を醸し出していて、とても素敵です。
    「あれをしちゃいかん」「これをしちゃいかん」と言われて頭にきたイカンという名前の子が家出をするところから始まるのですが、なぜか隣のアカンも一緒に旅をすることになり、ワールドワイドに話は広がってゆきます。
    世界中の、否定的な言葉が登場して面白いです。
    そしてみんなで手をとり、地球を取り囲むイラストは、とても気に入りました。なんだか不思議な世界観のある楽しい絵本です。

    投稿日:2005/03/07

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