さばを売り歩く行商のさばうりどん。
道に迷って宿を借りようとしたところがやまんばの家。
やまんばというと恐ろしいというイメージが備わっている子どもたちには、それだけでナットク。
やまんばは悪者だ。
さばうりどんのさばを生のままみんな食べてしまったやまんばは、金も払わずかえってお前も食っちまうぞと脅かした。
逃げ出したさばうりどんですが、その仕返しがスリル満点。
それにしても、やり過ぎとは思うのですが、さばうりどんは大金持ちになりました。
伊藤秀男さんの絵が、さばの生臭さと、さばうりどんの男くささをリアルに表現しているように思いました。
話の続きは、少し哀れな感じですね。
ちょっとだけやまんばが可哀そうになりました。