工藤ノリコさんの「ノラネコぐんだん」シリーズです。
ブサかわいいノラネコたちがいろな専門職に手を出すシリーズで、好奇心旺盛なノラネコたちの奔放ぶりがなかなか楽しいです。
今回は汽車を乗っ取って荷物であるトウモロコシを大量のポップコーンにしてしまうお話。
このシリーズのいいところは、ノラネコたちがその職業に勝手に手を出すことで起きてしまった結果のトラブルを本人たちに諭して、彼らに子どもたちから見ても無理のない形で後始末させているところです。
これって、とても大事なことだと思います。
いろんなことに関心を持って手を出すこと自体決して悪いことではありません。でも、知らない人間が中途半端に手を出すと失敗することもあるんです。
それをなかったことにしないで、ちゃんと叱ってお手伝いさせている。当たり前のことのようで、今の大人たちはあまりできていないんじゃないかな?
ぜひこの作品を手にして、お子さんと一緒に仕事の面白さや責任を取ることの大切さを感じてくれたらいいなと、思いました。