『さんびきのこぶた』のパロディーですが、
内容はさらにパワーアップしています。
かわいい3びきのオオカミと、狂暴なおおブタのはなし。
そこからして、私たちの常識から、かけはなれたおはなしでは?
と想像できますよね。
3びきのオオカミが最初に作った家は、れんがの家。
そこへ、人相の悪いおおブタが!
ふうーっとふいても壊れないものだから、
おおきなハンマーで、壊してしまいます。
オオカミたちは、さらに頑丈な家を作っていきますが、
そのたびに、おおブタはどんどん壊していきます。
その過激さっていったら!
もう、あきれて言葉が出ません。
ホント、こんなおおブタがいたら恐ろしい!
ある日、オオカミたちは気付きます。
「いままで間違った材料で、うちを作っていたんだ。」と。
そして出来上がった家が・・・
意外でした。
それじゃあ、すぐに壊されるのでは?とはらはらしていましたが、
なるほど〜、考えましたね〜。
平和的解決が出来て、めでたしめでたし。
考え方ひとつで、悪くも良くもなるんですね。
戦争をしている人々に、この絵本を教えてあげたい。
娘もおすすめのこのえほんは、
小学中学年からの読み聞かせにおすすめします。
もちろん、幼稚園児さんにもいけます。
ちょっと長めなので、長いおはなしが大好きなお子さんに。
とくに、「さんびきのこぶた」のおはなしを知っているお子さんなら、
なおさら、喜んでくれると思います。