「クヌギ林のザワザワ荘」 みんなの声

引っ越し先のアパートには妖怪たちがいて・・・というお話です。
ザワザワ荘ですからね、確かに何かありそうな？
富安陽子さんの書くお話は、ちょっと不思議な面白いものが多いですね。
こちらの本は、妖怪好きなお子さんにもおすすめの１冊ではないでしょうか。

空飛ぶ雲の研究をしている矢鳴先生、住んでいたアパートを追い出され、新しいアパート「ザワザワ荘」を紹介してくれた不動産屋は..化け猫！
同じアパートに住むのはアズキトギや水の精など、妖怪たち..。

自然の中にあるアパートで、気のいい妖怪たちと一緒にのんびりと暮らしてみたい。

日本児童文学者協会新人賞、小学館文学賞受賞作品。
科学者の矢鳴先生と妖怪たちの交流の物語です。
先生、水の精、アズキトギがお酒を酌み交わす場面が印象的でした。
色んな事情があったり、立場が違ったり、でも仲が良いという関係がうらやましく感じました。
アズキトギの「ものごとには良い面と悪い面があり、二つで一つなんです。」という言葉が心に残りました。