西村さんの絵本は、いつも昭和のかほりがして、いろいろと
細かいので、眺めているだけでとっても楽しい気分になります
(昭和の女なので。笑)。
ばりばり平成生まれな娘には昭和のかほり、と言われても全く
ぴんとこないでしょうけれど、でも、この細かさは楽しんで
いるように思います。
この絵本は、不思議な雰囲気のする絵本でした。
チータカスーイとすすんでいく子ども達のがくだん。
ヒトサマのおうちの中を通ったり、屋根の上に登ったりして
進んでいくのですが、大人はだあれも気がつかない。
気づくのは小さな子どもと動物だけ。
現実の暮らしの中でも、きっとこういったことはあるのだろうな
って思います。
西村さんの頭の中の世界なのかな?と思いますが、私は
佐渡で見たお祭りをなんだか思い出してしまいました(子ども
達が作った山車をひいて楽器を演奏しながら練り歩いていた
のです)。
おまけみたいななぞなぞが、やってみると全然おまけみたいでは
なくて、ちょっと難しくもあり、楽しかったです。