日本の伝統的なお祭りの風景が描かれています。
昔は龍や獅子が町を練り歩き、民家の中にまで入っていたのですよね。
私自身は、家の中にまで入ってくるお祭りは経験ないのですが
以前、テレビで見たことがあります。娘たちは そういうお祭りを知らないので、
「家の中にまで入ってきたら迷惑だよねぇ…」とつぶやきながら
お話を聴いていました。
イラストが 長谷川義史さんばりに(って変な喩えですが…)凝っていて
よーく見るとクスッと笑えます。老夫婦の家の中に龍が入ってくる場面で
最初はおじいさんが新聞を読み、おばあさんがうたた寝をしているのですが
ページをめくるとおじいさんがよだれを垂らしてうたた寝し、
おばあさんが眠りから覚めて伸びをしていたり、後ろのテレビ画面も
内容が連動していて、お話を読んだ後に何度も細かい絵を
親子でチェックして楽しませてもらいました♪
昭和の世界に舞い戻ったような親世代には懐かしさ溢れる作品です。