働き始めることになったぐるんぱ。でも行く先々で、あまりにも大きい皿やビスケットやピアノを作ってしまい、大失敗。「もうけっこう」「しょんぼりしょんぼり・・・」その繰り返しが子供にはとてもウケました。何度か読むうちに覚えてしまい、私が「もうけっこう」と言うと「しょんぼりしょんぼり・・・」と続けて言ってくれるようになりました。
最後に12人の子供の面倒をみるようになったぐるんぱ。ようやく自分の役目を見つけ、居場所を見つけます。どんどん子供たちが集まってきて、ぐるんぱの幼稚園はとっても楽しそう。大きい靴やクルマも、今では立派な遊具。決して無駄ではなかったですね。
楽しいばかりの絵本もいいですが、悲しいことや辛いことを経て幸せになるこんなお話も必要ですね。そのうち子供が何かに躓いたとき、この本から勇気を得てくれたらいいなと思います。