暗い夜のトーンのなかに明るいオレンジ色の光、白いお月様の光が印象的なデザインのイラストに合わせ、静かに語りかけるような文章。
自然と静かに静かに、読み聞かせができるカヒミ・カリィさんのやさしい翻訳が、とても心に響いてきます。
自分のこどもに、ふだんから、かわいい子。立派な子、あなたはわたしのたからもの。こう面と向かって声をかけるのは少し気恥ずかしいものです。
絵本を読み聞かせることで、こうしたことばを自然と子どもに届けることができます。
絵本をとおして、自分が子どものことを大切に思っているんだ、と伝え、とても安心させてこどもを眠りにつかせることができます。
おやすみの前の本として、本当におすすめできる一冊です。