図書館でふと目に留まったのは作者の名前からでした。
「村上しいこ」さんって、あの「れいぞうこのなつやすみ」の?
と、自分の目を疑ってしまいました。
同じ児童書ですが、「れいぞうこの…」のシリーズは「絵童話」「幼年童話」というジャンルもので、
絵本から本へ移行する子どもたちが手に取りやすい工夫がさ荒れています。(字が大きくて、文章が完結、全体に話が短い。挿し絵がたくさん載っている。という感じの作品)
レッテルを張ってはいけないけれど、村上さんは絵本の原作や絵童話(幼年童話)の作家さんだと思い込んでいました。
素直に面白かったです。
陸上部の引退間際の少女たちのそれぞれの想いが伝わってきました。
ページ数は251ページと幼年童話の作品に比べるとやや長い物語ですが、文章が読みやすいのでそれほど苦にはならないと思います。
部活動を始めた中学生くらいのお子さんたちなら、共感できるのではないでしょうか?
後書きを読むとわかるのですが、この作品は書きたいことがたくさんあって元々もっと長い物語だったそうですが、しばらく眠らせてかr化再考した作品だそうです。その分思いは凝縮されていたと思います。
特に陸上をやっているお子さんたちには共感できるところがたくさんあるんじゃないでしょうか?