今は身近ではない沢の水。竹でできた水筒も、知らない子どもが多いでしょう。いえ、子どもだけではありません、人によっては知らない大人もいるでしょう。
古き良き日本が、自然と文化と共に、この絵本の中に閉じ込められています。
ダイナミックな絵から伝わる山の緑、メジロ、沢蟹、カエル。ちよちゃんのアップからは、自然を体で感じ、自然と共に生きる力強い姿がしっかりと描かれています。
文字数は少なく、絵もインパクトがあるので、2歳の子どもでも引き込まれていましたが、
この絵本が本当に伝えたいことが分かるようになるのは小学1年生位からでしょうね。
子どもが再び大きくなってから、また読もうと思います。それまでに、山の体験を、沢の体験を経験させてあげたいです。