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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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  • ためしよみ

あかり」 みんなの声

あかり 文:林 木林
絵:岡田 千晶
出版社:光村教育図書 光村教育図書の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2014年12月
ISBN:9784895728812
評価スコア 4.8
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みんなの声 総数 58
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58件見つかりました

  • ろうそくのように

    絵が暗めなので3歳の娘の好みではないかなと思いましたが、なぜか何度も読んでと持ってきたので、理由を聞いてみると「ぴかぴかしているから」と答えました。
    暗闇を照らすあかりがいい。真っ暗はきらいと。
    あかりが与えてくれる安心感。3歳の彼女にも伝わりました。

    この絵本を読んだ時、ろうそくが「母」としてのあるべき姿のように思えました。いつも女の子に寄り添って、寂しくないように、こわくないようにあたりを照らし、そばで見守っていて。

    私はこのろうそくのように娘に照らすことができるだろうか。

    優しいろうそくの言葉。そして、優しい絵。
    とても優しい気持ちになります。

    投稿日:2015/11/29

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  • こころを照らすあかり

    静かで美しいお話しでした。
    女の子の一生に寄り添って温かく静かに燃え尽きたろうそくはきっと幸せだったでしょう。
    この絵本は普段忘れがちな「そばにいてくれるものの大切さ」を思い出させてくれます。
    女の子が小さいうちは幸せなときに、そして成長するに従って辛いときに優しくあかりは彼女を包みます。
    暗闇の中にほんのりと浮かびあがるろうそくの小さなあかりは女の子をどんなに励まし勇気づけたでしょう。
    林 木林さんが綴るあかりの様々な表情を岡田 千晶さんの繊細で優しいタッチの絵が見事に表現しています。

    1歳の娘にはまだ難しいお話ですが手元に置いて彼女の成長とともに読み返して欲しい1冊です。

    投稿日:2015/11/27

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  •  タイトルは娘の名前と同じだった。
    娘の父親が本を手に取ったきっかけはきっとそれ。
    そして、その静かだが炎の燃える温度やゆらめきが、手に感じられそうなろうそくの炎の絵に吸い寄せられたのだろう。なんてあたたかな空間。白抜きの文字が優しい。
     表紙で満足するも、おずおずとページをめくると、そこにあらわれる一人の少女は、ろうそくの炎のように優しく静かで、きちんとしたたたずまいの人。
    ひたすらつつましく日々を送り、運命を受け入れ、やがて自分の中の大切なはかないものをどこかに落としてしまったことに気づく。その涙は美しく、せつない。
    けれど、気づいた刹那、再びろうそくのあかりが、彼女のもとによみがえり、あたたかく包む。
     何か悪いことをしたわけでもないのに、人はその人生につまづき傷つく。悲しみにくれながら過去を振り返ったとき、人は思いもかけぬ贈り物に気づく。人生の歩みの最初のページに与えられるあたたかい家族のぬくもりや、子供にしかわからない自然の奇跡に。
     この絵本は、ひとりでも健気に生きている多くの少女におくりたい珠玉の1冊だ。

    投稿日:2015/11/26

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  • 何度読んでも泣けます

    幼少期より両親の離婚で祖母に育てられました。
    とても厳しい祖母でした。
    ある日、祖母は腰骨の圧迫骨折により寝たきりになり、ガンになり、認知症を発症し、苦しんで、苦しんで亡くなりました。
    世界で一番大好きな祖母でした。
    祖母が亡くなったとき、私ははじめての子を妊娠中で、毎日のように泣きました。
    心に大きな穴が開いて、ふさぎようのない悲しみに陥りました。
    苦労して私を育ててくれたばあちゃんに、私は何の恩返しもできなかった。
    それは9年経った今も同じ思いです。
    だけど この絵本に出会って、ああ、そうか...と、救われたような気持ちになりました。
    私もこのあかりのように、たった一人でもいい、誰かの心をそっと温められる人間になりたい。
    大きな仕事を終えたあかりは、まるで祖母のように見えました。
    この絵本に出会えて本当によかった。
    一生大切にしていきたい一冊です。

    投稿日:2015/11/23

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  • ささやかで、壮大なおはなし

    • すずらんぷさん
    • 40代
    • ママ
    • 大阪府
    • 女の子19歳、女の子18歳

    女の子が生まれた時に、初めて灯されたろうそくのあかり。それから、ろうそくは女の子の成長のさまざまな場面で、女の子と幸せな時間を共有しながら、あかりを灯していきます。
    冷え込んだ夜には家族に温かさをもたらし、嵐の夜には女の子の不安な気持ちを包み込ように灯し続けます。
    やがて、楽しい時から、辛い時、悲しい時に灯されるようになってからも、ずっと女の子に寄り添っていた一本のろうそく。
    女の子にとってはきっと、かけがえのない存在だったのだと思います。
    でも、その一方でろうそくは、自分がささやかで何もできない存在のように感じていることが、不憫で、ちょっと悲しいお話だな、と途中までは感じていました。
    長い間、木箱の中でひとりぼっちの時間を過ごした後で、ろうそくと女の子は再会することができます。
    そして、その時女の子からかけられた言葉によって、ろうそくは自分がこの世にいた意味を確かに感じることができるのです。
    お疲れさま、ありがとう。
    最後に女の子の声が聞こえたような気がしました。

    投稿日:2015/11/15

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  • 勉強や仕事がうまくいかなくて、落ち込んで、その時に見える「あかり」
    誰かとけんかして、心のもやもやの持って行き場がなくて、その時に見える「あかり」
    大切な人が亡くなり、悲しみのどん底で、その時に見える「あかり」
    暗いから見える「あかり」
    それは、再生の力。それは、希望。
    全てのものをいとおしみ、毎日丁寧に生きていきたい。そんな気持ちになりました。忘れていたことを思い出させてくれる、大人の絵本です。

    投稿日:2015/11/14

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  • だれもが経験するはず

    日常でろうそくを灯すなんて今時にはない感じ。
    だけど思春期に悩んだり、泣きたい夜は、ろうそくではないけれど音楽だったり何からしを見つけ、心を癒していました。
    そうして心に寄り添ってくれたものは、大人になっても便利な時代になっても忘れないんだなと思いました。

    投稿日:2015/11/16

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  • やさしいあかり

    女の子が生まれた時に、はじめてあかりをともしたろうそく。
    時折々に火が灯され、やわらかいあかりで、はげましたり、よろこんだり、強さをしめしたり、と女の子の成長を見守ります。
    ろうそく自身は小さくなりながら、常に女の子に寄り添うあかりをみて、読んでいる私の心にもあかりをともしてくれたようで、あたたかい気持ちにつつまれました。
    このやさしいあかりを知って欲しいので、今年のクリスマスプレゼントにはこの絵本を選びたいと思います。

    投稿日:2015/11/16

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  • 灯りは不滅

    キャンドルライトの永遠を伝える輝きから浮かび上がる小さな絆の連なりがあたたかい余韻を胸に残す。
    ほのかな灯りがしっかりと強い結びつきへと生まれ変わってゆく感動がハートフル。
    末長く多世代で読み続けたい名作絵本。

    投稿日:2015/11/14

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  • いつもそばに…

    うれしいことがあったとき、つらくて哀しいとき、いつも寄り添ってくれる存在…。
    この絵本を読んだとき、自分にとっての「ろうそく」のような存在を思い浮かべました。
    そして、そういう存在とともに生きて来られたことに心から感謝しました。

    赤ちゃんのために、お母さんが命を吹き込んだろうそくが、命を削りながら、その子を守り、励まし、ときにはいっしょに悩み、迷いながら寄り添う姿に人を思う真の「愛」にふれたような気がしました。そして読み終わったとき、誰かのために、この「ろうそく」のような存在になりたいと思いました。目に見える存在でなくていいのです。毎日いっしょにいなくてもいいのです。その人にうれしいことがあったとき、哀しくてつらいとき、思い出して笑顔になってくれれば。明日はきっといい日になる!と思ってくれれば。

    1日の終わりに、部屋にあかりを灯して、そっと開きたい…そんな絵本です。

    投稿日:2015/11/17

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