「あひるのたまご−ばばばあちゃんのおはなし」 みんなの声

ばばばあちゃんがお腹をかかえて帰ってきて、ベッドにもぐりこんでしまう。息子も大心配。
息子と同じように、「ばばばあちゃんが病気だよ」って森中に知れ渡ると、みんなお見舞いをもってやってくる。そう、ばばばあちゃんは愛されている。
そんな前半と後半に食べすぎて寝込んでしまうばばばあちゃんのギャップが何ともいい感じです。

普段は、口が悪くて元気で豪快なばばばあちゃん。
ところがこのお話では、ばばばあちゃん全然口を利かない。
動物達がみ〜んな心配してお見舞いに来ても、ベッドに入ったきりひとつも動かない・・・。
実は鳥の卵を温めていたんですね。
皆の声も耳に入らないくらい、一心不乱に卵を温め続けたばばばあちゃん。
そんな優しいばあちゃんだから、みんなに愛され続けているんですね。
そして最後は ばばばあちゃんらしく、やっぱり皆で楽しく賑やかにパーティーです。
大人も子供も、何度も繰り返し読みたくなる一冊ですね。

自分勝手というかなぜか許せるばあちゃんの口調が好きです。ばあちゃんが何も言わずにいた為に動物達がおなかが痛くなったと勘違いしてお見舞いにやってくるなんて、ばあちゃんはみんなから愛されているんですね。
その後にみんなからのお見舞いの食べ物をひよこが産まれたお祝いで食べちゃうところがばあちゃんらしい！なんでも楽しくしちゃうばあちゃんの考え方っていいですね。最後は本当におなかが痛くなりベッドで横になるオチまでついて、サスガ！！って感じです。

おはなしももちろん、いつもながら楽しくてテンポもよくて素敵なのですが、今回はばばばあちゃんの表情や姿を描いた挿絵がとくに素晴らしいです。たまごを持って帰ってきたばばばあちゃん、そっとベッドに入るばばばあちゃん、こいぬとこねこが話し掛けても全く見向きもしない（夢中すぎてできない？？）ばばばあちゃん、森じゅうの動物たちが心配してお見舞いにきているのにまだ動く事も返事することも忘れてひたすら一点をみつめるばばばあちゃん。どれもすごく気持ちが現れているというか、ばばばあちゃんらしいというか、あったかい感じがしました。

「ばばばあちゃん」にはまり出した、息子。
いつも同じ服で登場し、言い回しもなんとなく、上品さに欠けて？面白い。
今回は、ばばばあちゃんの優しい一面を見ることが出来ました。このシリーズは、いつも、ばばばあちゃんの側に、自然があって、沢山の動物達が集まって、良いんです。
「又、お昼寝しちゃったのね」と息子と笑いながら、読み聞かせをいつもしています。

たくさんの動物が出てきて子供たちは大喜び。それぞれにお見舞いの品を持ち寄ったら、ばばばあちゃんは病気ではなくてアヒルの卵をあたためていた！お見舞いの品でパーティーが開かれたたけど、今度こそ病気？と思いや、食べ過ぎたら横になるなんて・・・。なんともマイペースなばばばあちゃんがかわいいですね。

いつも元気な、ばばばあちゃんがお腹を抱えて帰ってきたから、さぁ、大変！！
こいぬとこねこが心配になって、森のみんなに知らせに。みんなも心配になってお見舞いを持って集まってくると・・・。
いつも元気いっぱい、愉快で、楽しい、ばばばあちゃん。今回はそんなばばばあちゃんのまじめで、優しい一面が見られます。
でも、最後はいつものばばばあちゃんに戻ってましたけどね。

たくさんシリーズが出てるのに、実はあまり読んだことのない「ばばばあちゃん」、これは、銀行の待ち時間に次女と読みました。
もうすぐ、２才半になる次女には、少し長いかなとも思いましたが、小さい頃からの積み重ねで、ずーっと読んでくると、けっこう集中して楽しめるようになるものですね？
ばばばあちゃんというお茶目なおばあちゃんと、たくさんの動物たちを見てるだけでも楽しいのに、ストーリーも病気と勘違いしたり、卵からひよこが生まれたり、誕生パーティをしたり、ラストのオチまであって、ワクワクします。
短い待ち時間に、２回続けて読まされました。
他の「ばばばあちゃん」も読んでみたいです。

ある日ばばばあちゃんはおなかを抱えてそのままベッドに寝こんでしまいます。子犬と子猫はばばばあちゃんが病気になったとびっくり仰天、森のなかまに知らせに走ります。森のなかまもびっくり仰天、お見舞いにかけつけます。でもね、ばばばあちゃんはアヒルのたまごを暖めていただけなのでした。無事にアヒルの赤ちゃんが産まれお誕生パーティーが始まります。しばらくすると再びばばばあちゃんはうなりながらベッドへ・・・。ほのぼのとした子供っぽい？ばばばあちゃんのお話は本当に愛らしくて素敵です。心配してやってくる仲間達のお見舞いの品も面白いですよ。

お腹を抱えて帰ってきたばばばあちゃんを、病気になったと勘違いした動物たちは、みんなでお見舞いに。でも、ばばばあちゃんは病気なんかじゃなくて、拾ったあひるの卵を暖めていたのね。
森のみんなに愛されているばばばあちゃん。
そして、この絵本を読んだ子供たちにも、いっぱいいっぱい愛されています。
だけど、ばばばあちゃん、食べ過ぎには注意してよね。