「パパのて」 みんなの声

息子にはとっても好評でした。
パパに対してすごく憧れるのが男の子にはあるのでしょう。
うちの子も「ママ、ママ」というわりに、やっぱりパパ大好き。それもかっこいいと思っているようです。
そんな息子にとって、この絵本はすごく共感できるようでした。
海賊がでてくるのも、すごく息子の心をくすぐったようです。

パパと入るお風呂が楽しみになりそうですね。
パパとお風呂に入ると泣き声が聞こえてくる家の娘に読んであげたい絵本です。

パパよりママが強いと言う子供の声をよく耳にしますが
パパは強くてやさしい存在なんだって子供に認識してもらえるかも、なんて思っちゃいます。

はじめは、ほのぼのとした父と子のお風呂でのスキンシップのお話だと思って読んでいたのですが、途中から、ぐーんと想像の世界が広がってゆくところが、意表をついているし、見ていて気持ちよくなりました。
どんどん話が盛り上がってゆくところが、魅力的なお話です。
小学生になる我家の子供達も、小さなお風呂の中で波を作って、海だと騒いで二人で盛り上がって大騒ぎしていますから、子供の想像は無限ですよね。
後、何年子供と一緒にお風呂に入れるのかなと思うと、お風呂タイムは、お金には換えられないくらい貴重なものだということがわかりますよね。

絵本コンテストの本の中で、この本が一番好きです。
展開も無理がないし、絵も可愛らしい。人間の時のパパの線が細いのがちょっと気になりますが・・・。
ハラハラドキドキもあったりして、ちょっと冒険も楽しめます。
時々パパ船が出てこなかったり、目立たないページがあるので、そこはちょっと残念ですが、パパ船に乗っているぼくの安心感が伝わってきて、パパの腕ってママには太刀打ちできないところがあるんだなあと痛感しました。
欲を言えば、裏表紙には絶対絵を描いて欲しい。とってももったいない気がしました。

やさしい絵と、お風呂のお話がとってもあっていました。
絵の感じもとっても好きです。

でも、パパに抱っこされてお風呂に入っている赤ちゃんという設定で、急に３，４歳風になって、船に乗るよりも、最初から３，４歳の男の子の設定のほうが、お話に入り込みやすかったと思います。

パパが、守ってくれるという、ステキなメッセージ。
日本中の新米パパにプレゼントしたいような内容です。
私には、少々パパをステキに描きすぎのようにも思えるのですが、それは、”理想”ということで、期待の気持ちもわかってもらうのにいい絵本です。

この企画の絵本を、すべて読み聞かせてみて、
子供に、「どれもう一回読んで欲しい？」と聞いてみたら、
いの一番に、「これ！」と指差したのが、この絵本でした。

柔らかくて、あたたかなかんじの、小さい子でもすんなり絵本に入り込めそうな絵です。
冒険のシーンも、ドキドキワクワク。
頼りがいのあるお父さんも、大変素敵に描かれています。

ただ…ひとつ、難をつけるとすれば。
このラストのお風呂のシーンが、少し唐突なようにかんじるのです。
「どこまでもいこうね、これからもずっと」というセリフが、
どうも、坊やだけでなく、大人視点もたぶんにふくまれているような。
「これからも、いっぱいいっぱい、いろんなとこに行こうね、いっぱいいっぱいぼうけんしようね」ぐらいだと、
年相応な気がしたんですけどね。
ずっと、坊や視点で動いてきた絵本なので、違和感を感じてしまいました。
親の気持ちも考慮にいれたセリフなのかもしれませんが…
なら、もっと絵本になじませるために、後２ページぐらい付け加えて、セリフをリフレインさせてもよかったような気がします。
あくまでも個人的な意見ですが…

パパの温かさを思いっきり感じられた絵本でした。うちのパパを思い出せるくらいこの本の中のパパに似ています。ママの温かさを感じれる絵本はよく目にしますが、パパの温かさを感じれる絵本はそうそうありません。それなだけにとてもめずらしくとても気に入りました。お父さんとのお風呂、これがどの子供も体験してるだけにきっと実感も大きいと思います。お風呂の中でのお父さんと一緒に体験できる探検のお話しもおもしろいです。

赤ちゃんをお風呂に入れるのはパパの仕事ってどこかでききました。
大きな手で入れてもらうお風呂はこの絵本のように安心感が得られるのでしょうね。

ついママが主役になりがちな育児ですが
パパも大きな愛情がとてもよく描かれていると感じました。

一緒に遊ぶのが苦手だったり、すぐに泣かせてしまったり、
なかなか子供とずっと一緒にいるのは難しいけれど
お風呂なら、この本を読んでからのお風呂ならパパも頑張れるかも。

ぜひ新米パパにも読んで欲しい本です。

お風呂の話かと思ったら海に出て行ってパパの手がいろいろ大活躍するなんてちょっと変な感じとおもって読みました、だけど船からパパの手がでてきて波を鎮めたりして、なんだか自分がパパの手に乗りたくなって甘えたくなりました。こどももぱぱとお風呂が大好きになりそうな絵本でした。

表紙がとっても優しくて気に入りました。

パパのては大きくて安心できて･･･ただそれを強調しただけのお話なのかなぁと思ったら、この作品もうまいぐあいに絵本の世界に連れて行ってくれました。

お話の連動がうまいなぁと感心。内容が面白くても、意外とお話の終わり方に物足りなさを感じる絵本も多い中、この絵本の終わり方には感服。すっきりしました。

おふろのうみにおふねがたくさん浮かんでるページでは、うちの息子とパパがお風呂に入っている光景とおんなじで微笑ましいなぁ。