タイトルに「図鑑」とあるように図鑑をかいつまんでいくつか選んだ動物たちの紹介絵本。という感じでした。
1つ1つのページに紹介している動物たちの絵はとても丁寧に描いてあって、見やすかったです。
この絵本に登場する“珍獣”たちは、なるほど、“珍獣だね〜”と、思うものもいるし、これは“珍獣”?と、思うものもいました。
作者がどのようなデータと根拠を基にこの登場する動物たちを選んだのか、できたらあとがきに書いてほしかったです。
「ハダカデバネズミ」はちょっと見た目が(けがなくて)可愛くなかったですが、あまり知られていない動物なので、解説は面白かったです。
「ヒヨケザル」は皮翼目とのこと。いったいどんな種類なのか気になりました。(なんか、こんな姿なのに、「サル」って、気になりませんか?)
調べてみたら、身体に滑空するための膜があるもののコウモリや、モモンガなどとはまた違った種類で、
名前に「サル」とついている理由の一つに、人やサルなどと同じように、目が正面を向いていることが大きいらしいです。
出来たらこの作品の中で、名前の由来など、もう一つプラスのことを書いてくれてたらうれしかったです。