文が角野栄子で絵が佐々木マキということで読みました。原作はアンデルセンです。子どもの頃に、めんどりと女の子のお話を読んだのが印象に残っています。
33話の小さなお話が収められていますが、中でも子どものことが描かれているお話に優しさが感じられていいなあと思いました。どちらかというと暗い悲しいお話が多い感じのするアンデルセンですが、この絵本に描かれている幸せな子ども像のいくつかに共感しました。子どもが幸せであるのは読んでいて嬉しく思えます。
つきが「わたしは子どもがだいすきです」と語りますが、アンデルセンも子どもが好きだったのかなと思いました。
ナンセンス絵本が特徴だと思っていた佐々木マキですが、この絵本では、いろいろなタッチの絵が描かれていて見ていて楽しかったです。