話題
うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 海のいきもの

うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 海のいきもの (小学館集英社プロダクション)

お子さまの塗ったぬりえが、アニメーションになる!フランス生まれの画期的なぬりえシリーズ!

  • かわいい
  • 盛り上がる
新刊
あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

  • 笑える
  • 盛り上がる

さくらいろのりゅう」 みんなの声

さくらいろのりゅう 作:町田尚子
出版社:アリス館 アリス館の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2015年03月20日
ISBN:9784752007050
評価スコア 4.27
評価ランキング 21,370
みんなの声 総数 10
  • この絵本のレビューを書く

立場で選ぶ

並び替え

10件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ
  • 美しい絵

    美しい表紙にひかれて、てにとりました。
    ひとりぼっちの主人公コイシ。きれいな瞳だけれど、わらっていない。そこにコイシの深い寂しさを感じました。そんなコイシがりゅうに出会います。きっとりゅうも孤独だったんでしょう。種はちがっても、すぐに仲良くなれたんですから。ですが、それをしった欲深い村人がやってきます。昔話の龍なら、こんな村人など攻撃すると思いますが、この絵本のりゅうはちがいます。我が身を犠牲にするんです。読んでいて、なんで?と、せつなくなりましたが、そんなりゅうだからこそ、コイシと友だちになれたのかもと思いました。
    美しい絵で描かれた、はかなさ、せつなさを感じるお話です。昔、どこかの村で本当にあったのではないかと思えるようなお話です。
    なので、りゅうとコイシ、どこかで幸せにくらせてたらいいな、と読み終わって思いました。

    投稿日:2015/05/12

    参考になりました
    感謝
    1
  • 絵が素敵

    終わりがハッピーエンドとはとれない感じだったので、なんとなく寂しい気持ちになりました。コイシと、さくろいろになったりゅうは今どこにいるのでしょう。そして、泉が枯れてしまった村はどうなったのでしょう。絵がとても精巧に描かれていたのに惹かれました。

    投稿日:2023/11/16

    参考になりました
    感謝
    0
  • イラストがとてもきれいです

    小学校の図書室のおすすめ図書だったということで息子が借りてきました。
    表紙のイラストがちょっと寂し気でとてもきれいないろあいだなと思って一緒に読みました。
    孤独なコイシと竜がお互いを思いやっている様子がやさしい文章でえがかれていて、それだけに、ラストはふたりが幸せになったと願わずにはいられなかったです。

    投稿日:2019/03/08

    参考になりました
    感謝
    0
  • 【内容】
    いつもひとりぼっちですごしている少女、コイシは、ある日山の泉で青く美しい龍にであう。龍とコイシは心を通わせ、毎日会っていた。コイシは海辺で拾ったさくら色の貝を龍にあげると、お返しに龍から一枚のうろこをもらう。龍のうろこは、村人に見つかり、コイシは強欲な村人に龍を呼び出すように脅され、龍の泉に連れて行かれるが…人間の愚かさと自然の儚さが感じられる作品。

    作者:町田尚子

    【感想】
    日本の昔の風景を描かせたら世界一だと思う作者。今回も、素晴らしい背景、清々しい山の木々と澄んだ水、静寂さと神聖さを感じさせ、その場に行ってきたような感じを体験できます。
    それに引き換え、人間の何ともあさましく、醜く矮小な心。強欲で意地悪で、愚かな村人の、汗臭い体臭が匂ってきそう。圧倒的に美しい自然の風景との対比が、実にあざやかで、ハッとさせられます。
    昔も今も、またどこの国でも、人間社会の嫌な構図は変わらない。自然の良いものはどんどん浸食され、なくなっていく。嫌なものばかり残る。どんどん良いものが壊されていく怒りや悲しさを感じる、切ない作品です。

    しかし、コイシも愚かだったのかと思います。コイシは、龍のうろこの取り扱いにもっと注意して、村人を龍に近づけないようにするべきだったのでしょう。村人に「龍などほんとにいるわけがない」とバカにされても、「そうねぇ〜」と適当にバカになって答えて、秘密を守り通すくらいでないと、神聖な場所は守れないのでしょう。
    もっともそんなに機転がきいたら、「役に立たない」と村人に疎んじられることもなかったのかもしれませんが。
    良いものは純真な人にしか見えないという、いい例なのだとも言えそうです。

    投稿日:2018/06/27

    参考になりました
    感謝
    0
  • 淋しい気持ちを分け合う

    「役に立たない小石のようだ」と言われて、
    コイシと呼ばれる少女。

    誰かが世話をしてやれば、
    少しは役立つことも出来るようになるかもしれないのに、
    みんな自分のことで精一杯だから、
    コイシはいつもひとりぼっち。

    そんなコイシが山で出逢った龍。
    コイシが孤独でなかったら、
    龍のことは秘密にした方が良いという知恵があって、
    龍に出逢ったことを誰かに知られるようなことはしなかったかもしれません。
    でもそうはならなかったために起きた悲劇。

    最後に、コイシと龍はどこかへ行ってしまうのですが、
    どこへ行ってしまったのか・・・
    生きているのか、死んでしまったのか。
    とても深く考えさせられます。

    投稿日:2018/02/26

    参考になりました
    感謝
    0
  • 高学年の読み聞かせに

    小学校高学年の読み聞かせに、選びました。

    読み聞かせは授業が始まる前の朝なので、普段は楽しいお話を選んでいますが高学年ということで、心に沁みるようなお話、こいしとりゅうがどうなったかを、それぞれが想像する・・・というのもいいなと思い選びました。

    男女皆が、どうなるんだろう・・という風に話に引き込まれ熱心に聞いていました。
    読み終わったあとに男子が「いい お話だった」との感想が。
    お話だけでなく、絵が美しいのにも引き込まれたようです。
    退屈だと感じた子は、読んでいる最中に茶々を入れてきたりしますが、この本を読んだ時は静まり返っていました。

    かねてより町田尚子さんの絵が好きで、この本を購入しましたが読み聞かせに使って、子供達の反応もよく嬉しかったです。

    投稿日:2017/05/09

    参考になりました
    感謝
    0
  • 人間って・・・

    「役に立たない小石のようだ」・・・
    で、「コイシ」と呼ばれてる
    ひとりぼっちの女の子

    なんて、悲しい設定なのでしょう
    こんなにかわいいのに
    こんなにピュアな心を持っているのに

    昔話のような
    昔、本当にあったような
    なんともせつないお話しです

    人間の強欲の部分が
    なんともあからさまで
    嫌な気持ちにもなるし
    でも、そんな気持ちを
    自分も全く持っていないわけではないのでは・・・
    と、考えることも

    町田さんの絵の
    神秘な感じ

    自然の素晴らしさ
    とにかく色が素敵ですし
    また、ねこ!ちゃんたちの姿に
    癒され・・・

    絵本大好き大人へ
    紹介してます♪

    投稿日:2016/09/06

    参考になりました
    感謝
    0
  • 町田さん独自の絵のフィールドが好きです

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子21歳、女の子16歳

    町田さんのオリジナルの作品です。
    町田さんの絵本は、登場人物たちだけでなく、1つのページに描かれているものすべてがその世界でしっかり息づいている感じがして好きです。
    例えばコイシ(このおはなしの主人公の女の子)に抱かれている猫やその周りの森の木々、小川の流れ、一つ一つに生命が宿っている感じがします。
    町田さん独自のこのフィールド(こういう絵本作品のでもカメラワークというんでしょうか?)の描き方が大きいのかもしれません。
    個人的にものすごくこういう描き方は好みです。

    とっても素敵な作品です。
    コイシと友情を深めるりゅうもかわいいです。
    最後のシーンは頭の中で、子どもの頃に聞いた『まんが日本昔話』のオープニングがかかりました。
    同世代の方は見たらわかると思います。
    町田尚子さん。これからも活躍期待してます!

    投稿日:2016/08/21

    参考になりました
    感謝
    0
  • 切ない物語

    村人から役立たずと決めつけられて、コイシと呼ばれる少女の孤独感がたまりません。
    心通わせる事が出来た龍との交遊も、村人たちの強欲で壊されてしまいま無くしてしまいました。
    鱗をすべて失ってしまった龍ですが、怒ることもない無私無欲の姿が痛々しく感じられました。
    少女と龍は、自分たちの世界に消えていくことでしか、幸せになることができなかったのでしょうか?
    美しい絵本ですが、悲しい逃避行には辛さが残りました。

    投稿日:2015/06/10

    参考になりました
    感謝
    0
  • 美しい竜

    4歳の息子と読みました。
    静かなタッチの絵がすてき。
    既視感のない、ピンクの竜がとても美しい。
    思わずみとれてしまいました。
    竜のうろこの代わりにサクラ色の貝を身体にまとう、だなんてステキ。
    息子は聞いていましたが、くいつきはそれほどよくなかったかな。

    投稿日:2015/05/15

    参考になりました
    感謝
    0

10件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

どうぞのいす / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / おつきさまこんばんは / きんぎょがにげた / いないいないばあ / はじめてのおつかい / おおきなかぶ ロシアの昔話 / ツバメのたび / うんこ!

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ

  • はいるかな
    はいるかなの試し読みができます!
    はいるかな
    出版社:ニコモ ニコモの特集ページがあります!
    コンプレックスは長所だ!動物たちは、その特徴を使って ボールを入れることが出来るかな?


児童書出版社さん、周年おめでとう! 記念連載

みんなの声(10人)

絵本の評価(4.27)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット