私自身は三人姉妹の一番下で、2歳違いの姉妹の母親でもあります。この絵本はお姉ちゃんの立場から見た、妹対処法なのですね。
妹の立場としては、「妹だって、結構気を遣ってるのに!」と思うことがなきにしもあらずですが。
でも、妹が出来るまで、一人で親や周りの人の注目を一身に集め、身の周りのものは何でも自分の思い通りにできたのに、いろいろと状況が変わって大変だったんだろうなぁ、ということは理解できます。
この絵本の中のお姉ちゃんは、なかなかたくましくて、ちょっと要領のいいところもあって、上手に妹のいる暮らしに順応できているな、と思います。
うちの姉妹のことを考えると、心情的にもっと難しかったかな、という気もするのですが、そこはお国柄なのかもしれませんね。
子育ての大変だった時期が終わって読んでみると、かわいくて、ユーモアが効いていて、おしゃれな絵本だなと思うのですが、子育て真っ最中の自分が読んだら、どんな風に感じたのかな?
その頃の自分に聞いてみたい気がします。