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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

おおはくちょうのそら」 みんなの声

おおはくちょうのそら 作:手島 圭三郎
出版社:絵本塾出版
税込価格:\1,870
発行日:2015年01月
ISBN:9784864840637
評価スコア 4.71
評価ランキング 1,513
みんなの声 総数 13
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  • 北海道の 湖  おおはくちょうが 冬を過ごすために 北の寒い国からやって来ました

    そして 春になると 生まれ故郷にかえるのです
    おおはくちょうたちが 元気に大空を飛んでいきます

    お父さんを先頭に・・・ でも 6羽の家族のおおはくちょうたちは 出発できないのです    子どもが病気で 飛ぶことができず 
    湖に残っていたのです

    子どもが元気になるまで 北の国に帰るのを遅らせたのです

    ところが・・・ 子どもの病気はよくならず  ますます 弱っていくのです
    悲しいことです
     
    しかし お父さんは とうとう 旅立つことを決意するのです
    悲しい声で泣いています・・・・・

    しかし 家族のことを考えた末の お父さんの決断だったのです

    飛び立った 家族は 一人残した 病気の子どものことを思い戻ってきました
    しかし・・・・
    病気の子どもは とうとう 息を引き取ったのです
    どんなに 悲しく 涙したことでしょう 

    そして 家族は 生きるために 北の国へ 飛び立つのです

    一緒に帰れなかった子どものことを思って・・・・

    はくちょうの家族は  大空に 死んだ子どもの はくちょうの姿が大きく見えたのです

    なんと かなしい お話でしょう 
    しかし 生き物は こういう 家族との別れをどれだけ 経験していることでしょう
     
    生きることの厳しさを この絵本から しみじみと 感じ 涙しながら読みました

    手島さんのお話は すばらしい  
    そして おおはくちょうのすばらしい手刷りの版画が 見事です!(感動しました)

    今度 子どもたちに読んであげたいと思い選びました

    投稿日:2019/02/03

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  • 感動しました

    • もゆらさん
    • 60代
    • その他の方
    • 神奈川県

     手島の版画は、人の目をつかんで離さない。
    まるで目の前でそのものがくり広げられているかのように、立体的なのだ。
    奥の深い、ことばのない音の世界が、文字を蹴散らかすほどの迫力で、
    実はページをくることもつい、忘れてしまいそうになる。
     白鳥の湖、白鳥の飛び立ち、大空に舞う白群…。
    それらすべてのページには、命の尊さが刻み込まれている。
    うつくしいという感動以上に、ことばにならないほどの、大切なことが
    手島の思いとともに綴られている。
     「家族」…文字にすればたった二文字。考えても、考えても、
    本当の姿、答えの見つからないこの厄介なことばに向かって、
    手島は真正面から、私たちに伝えようとしているのではないか。

     子どもとみんなで、しずかに読む。
    最良の絵本に、出会えて、うれしかった。

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    投稿日:2015/09/04

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  • 大自然の厳しさ

    こんな素晴らしい絵本があったなんて知りませんでした。今まで知らなかった事がすごく残念に思いました。でも今回この絵本を知ったことで、子供たちに読んであげたい1冊がまた見つかりました。自然に生きている動物たちも一生懸命家族を愛し厳しい自然の中で生き抜こうとしている姿がすごくよく描かれていて涙が出てきました。子供たちにもこのような本を読んであげて、自然の厳しさの中でも動物たちは一生懸命生きていることを知ってほしいなと思いました。

    投稿日:2024/10/23

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  • 芸術作品のような絵本

    • ぼんぬさん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子5歳

    北海道の湖に春が近づき、北の国に帰るためいっせいに飛び立ちました。その中に、子どもが病気で出発できない6羽の家族がいましたが、家族は旅立ち、残された子は悲しい声で泣きます。その声に引き戻される家族。その夜、家族に見守られ、子は息を引き取ります。湖に照らされた月の光からは荘厳な世界を感じます。家族は息絶えた子を見届け再び飛び立ちます。ようやく北の国にたどり着いたおおはくちょうたちの見上げた空に、亡くなった子どもの姿が浮かび上がったシーンはあまりに壮大なスケールでした。迫力、家族の愛、様々なものが詰まった素晴らしい作品です。大人も子どももぜひ読んで欲しいと思います。

    投稿日:2021/06/16

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  • 家族愛

    北の森の動物たちシリーズ。
    春になり、北の国へ帰る日がやって来たのですが、
    とある白鳥の一家が旅立ちを遅らせているのです。
    理由は、病気の子ども。
    お父さんの苦悩が伝わってきます。
    いったんは子どもを残して旅立つのですが、
    やはり帰ってきてしまう姿が切ないです。
    そして、子どもの死。
    外敵に襲われなくても、こういう死もあるのですね。
    家族の思いが、ラストに幻想となって浮かび上がりますが、
    春の日差しが救いのように感じました。
    クォーッ、クォーッ、クォーッという鳴き声が印象的です。
    小学生くらいから、おおはくちょうの渡り鳥としての姿を感じてほしいです。

    投稿日:2021/04/16

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  • 仕方がない運命

    白鳥の絵が素晴らしく、今にも飛び出してきそうな迫力ある版画絵本。渡り鳥の宿命といいますか、人間が感情があるので悲しくなってしまうのか。病気になってしまった家族をおいていってしまうというお話。子どもたちは衝撃を受けていましたが、そういったこともあるんだと淡々と教えるしかできないですね。

    投稿日:2020/10/18

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  • 表紙の絵で心震える方は、動物が好きな方や自然と共に生活をされている方、北国の生活を経験されている方なのかもしれません。北海道の野生動物の“いのち”をまっすぐに語っている本で,木版画絵本作家の手島圭三郎さんの2作目(1983年)になります。2015年に再度出版されるまで,ほとんど書店では探すことができませんでした。「おおはくちょうのそら」から“いのち”と“家族の愛”をメッセージとして受け取ることができます。この本は子どもから大人まで、そして朗読していただくと,情景が描き出され最後に近づくにつれて声にならなくなります。死に寄り添うおおはくちょうの一家の姿を通して、家族の愛といのちの悲しみの受容を広大な自然が優しく、そして巡りくる季節が家族の思い出とともに、おおはくちょう一家を包み込みます。木版画のタッチが、広大な自然の景色を導いてくれます。

    投稿日:2020/09/18

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  • 力強い絵

    白鳥の生活を描いた絵本。版画なので、彫刻等の線が、とても、大自然の雄大な世界観にマッチしていて迫力があります。
    北の寒い大地と大空での、白鳥たちの生活と、その神秘と美しさに、思いを馳せることのできる、美しい一冊です。

    投稿日:2019/02/08

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  • 意外に子どもに大ヒット

    • みっとーさん
    • 30代
    • ママ
    • 滋賀県
    • 男の子5歳、女の子4歳

    白鳥がとびだつシーン。湖で白鳥が泳ぐシーン。版画で描かれているので、とても迫力があり美しいです。
    大人っぽい絵なので、子どもはあんまりかと思いきや、自然の中の動物が好きな子どもは、この絵とストーリーに魅せられて、このシリーズ全部見たい!と言っていました。
    ストーリーも、自然界での生き物の世界を無視せず、弱いものは残念だけどしんでしまう。だけど子育てをする鳥の愛情はしっかり感じられて、良かったです。
     

    投稿日:2017/03/16

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  • はくちょうに人間の姿を重ねて読むことがゆるされる絵本です。最後、看取りの哀しさが思い出へと昇華されて、穏やかでぬくもりすら感じさせるような北国の冷たい空気が心にすぅっと入ってくるようです。3月初めに読みたい絵本でした。

    投稿日:2017/01/02

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