「絵本で学ぶ イスラームの暮らし」 みんなの声

最近、日本でもイスラム教徒の方を見かけることが増えました。けれども、彼らがどのように日本人と異なる生活を送っているのか、どのような日本人と異なる考えを持っているのか知る機会はなかなかありません。このようなことについて、この絵本はわかりやすく説明してくれていたと思います。

イスラームとは？モスクとは？みんな同じ方角に向かってお祈りするのは、なぜ？断食するのは、なぜ？知っておきたいイスラームの世界がやさしく学べる絵本です。幼児には初めての情報ばかりでしたが、一つ一つ理解していく中で、イスラームの生活を知り、宗教への理解に繋がる入門書のように思いました。

インドネシアの学生がラマダン（断食）に入り、
彼らの前で飲食ははばかられ、
彼らのことをもっと知りたいと思い
この絵本を読みました。

イスラムのことは、本やネットでは少し勉強していましたが、
少年の家族の日常として
具体的にリアルに見ることができ、
ラマダンのときの感情や家族の様子もわかり、
少し身近に感じることができました。

夫は「豚肉を食べないとか、
ベジタリアンにはなんとかなれるかもしれないけど、
アルコールが飲めないのは、
嫌だから絶対イスラム教は無理だな」
なんて、言っていましたが。

最近ニュースなどで聞くイスラム教のイメージはあまりよくないものですが、この絵本を見ると本当のイスラム教のことが分かって、とっても良かったです。テレビで報道されているのはほんの一部の過激な人たちで、その他の人はイスラム教にのっとった生活を行っているのです。日本人はあまり宗教的習慣がない人が多いと思いますが、この絵本を読みながら異教徒の文化に触れて子供も勉強になったと思います。

イスラーム文化、イスラーム教について、アフマド君家族の生活を通して簡単に紹介しています。
ラマダーンの事や女性の服装について、簡単な理解は出来ると思います。
ただ、不充分な部分については巻末に長めの解説があります。
イスラーム文化の雰囲気程度を知る入門書としては、分かりやすいと思います。
知らない事が多すぎるので、異文化学習には他の本も合わせて読んでいく必要はあると思いました。