4歳の息子と読みました。
黒地に、クレヨンで描かれた絵が目を引きます。
色や質感をクレヨンでこれだけ表現して、すごい。
描かれるモンスター的なものも、ユーモラスでとてもかわいいです。
そして、美しい。
ともだちと遊ぶ際の、こどもの感情に寄り添った絵本。
感情と絵がとてもマッチしています。
そうなんだよね、ともだちと遊ぶということは、
子どもにとって、とっても楽しくて、刺激的だけれど
他者との関係なので慣れなかったり初めての経験が多くて、
意地悪や喧嘩など、あまりよくない様々な感情も呼び起こすことがあるのだよね。。
でも、友達といた方が断然楽しいのだよね…
と、この絵本を読んで自分の子ども時代の感情が呼び起こされました。
私も最初は自分の感情の処理にいろいろ大変だったなーと。
息子は友達と遊ぶのが大好きですが、
初めての友達だったり、異性だったりすると恥ずかしくて、
自分の感情と裏腹なことをして、意地悪をしてみたり、ちょっかいを出してみたり、
私の方が見ていてイライラしてしまうことが多いのです。
まあ、そんな息子ですが、まだ4歳で経験不足だから、
自分の感情の揺れに戸惑っているんだね、と再認識させられた絵本でした。
もう少し長い目で見守っていかなければ。
そして、今以上にたくさん、ともだちと遊べるような環境にしたいな。
子どもというよりは、親が考えさせられる絵本でした。