私が大好きで少しずつ集めている「ジス・イズ」シリーズ。
この「パリ」で5冊目になりました。
フランスには以前住んでいたことがあるので、パリはとくに思い入れのある街なんです。
この本にあるのは、私が住んでいたころよりはずいぶん前のパリの姿。
でもあの街は10年前どころか、50年前でも今と変わらない姿を見せてくれるんですよね。
エッフェル塔、凱旋門、オペラ座、ルーブル、ヴァンドーム広場・・・
5年も経てばすっかり変わってしまう日本の街とはぜんぜん違う、歴史の重みを感じる建物が多い街です。
ジス・イズシリーズはすべてそうなんですけれど、ページをめくるたびに、そうそう、ここはこんなだったな、って実際の街並みが目に浮かびます。
写真よりもずっとその街の情感を伝えてくれるような気がします。
パリに行ったことのある人も、これから行ってみたいなと思う人も、ぜひ手に取っていただきたい素敵な絵本です。