この絵本は自分が小さかった頃に何度も繰り返し繰り返し読んだ本です。今日娘に読み聞かせをしてみました。読み聞かせをするというより自分の記憶を手繰り寄せるような感じで読みました。あまりにも色々なパンが出てくるページの印象が大きすぎて細部がぼやけてしまっていましたが娘のおかげで改めて読むことができました。四羽のカラスを育てるのはとても大変そうです。それに加えてパン屋も切り盛りしなければならないなんて私ならお手上げです!でも、子どもたちが元気に成長してよかったです。私は四羽のおやつがとても羨ましく思います。そして、”これは世界中で、お父さんしか焼けない、珍しいパンなんだ”と友達に自慢しているシーンが好きです。子供からこれほどまでに尊敬されているお父さんお母さんの存在は素晴らしいことだと思います。子供たちはいたずらもするけれど両親が毎日働いている後姿を見ているからだと思います。パンをくちばしにくわえて自慢げに友達に話している四羽がとても印象的です。涎を垂らしている2羽のカラスも愛らしいです。お手伝いをしている4羽はとても張り切っているように見えます。お父さんがパンを釜に入れるのに4羽がパンを運んでいるシーンもとても愛くるしいです。そして、頭にはコック帽!やっぱり、これですかね。料理を作る時これがあるととても様になる!子供のころ私はコック帽をかぶることが憧れでした。4羽が私の夢を実現してくれているようでとても嬉しく思いました。パンを焼くのを手伝うだけでなく売るのを手伝うところがこれまたいいです。きっと将来の為になるのではないかと思います。そして、これは私の夢ですが、ここにあるかわったパンをぜひ作ってみたいです。”お供えパン”が大うけです!発想が素敵です!この絵本は何度も読みたくなる絵本です。