五味さんの色の絵本シリーズ、
6つのテーマとなる色があります。
何より興味を引いたのは、
そこに青色とかじゃなくて茶色があるってこと。
これってとても不思議な感じです。
子どもは今、私は昔、水彩絵画を習っていました。
茶色って「絵具を混ぜるのを失敗して、できる色」。
いいイメージがあまりなかったのです、が!
この「ちゃいろのほん」はそんな印象を吹き飛ばします。
五味さんのイラストと項目がとっても面白くて、
「楽しい色なんだ!」と。
ほっとけーきいろ げんきいろ
あの茶色が楽しく感じられ、
これなら、どの色も好きになれる気がします。
「えーっ!これがこの色?」という声もしながら
読み進めるたびに、
色や物への興味・関心がわくのを感じます。
6色ぜんぶ揃えて読むと、とっても楽しい!
それぞれの色がきょうだいたちみたいに
競ったり、目立ったり、協力したり。
比較して、それぞれが良くて
色にもいろんな性格があるのを知るのです。
全部読んだら白い画用紙を広げて。
いろんな色で、絵を描きたくなります。
自分の創造力で、ずっとずっと続きがあるような絵本です☆