星燈社から出ている「日本のえほん」シリーズの1冊です。イラストデザインは星てるみさんと星の愛弓さん。
あえて“日本の”と銘打っているだけに、描かれている世界に《和》のテイストが生きています。
1つ前のページが簡単な問答(なぞかけになっていて、次のページを開くと、その答えの実や草花が登場するという形式も、読み手(読者)を引き付けてくれる楽しさがありました。
5,6歳くらいのお子様から高齢者まで楽しめる絵本ではないでしょうか。
絵本の流れもよく見れば冬から始まって四季を追い、秋のもみじで終わっています。
よい作りだと思います。
しいて言えば手のひらサイズなので、持ち運びは便利ですが、遠目が利かず、たくさんのいるところでの読み聞かせには不向きです。