この作者の絵本は二冊目のようですが、
芸術家としての歴史は長く、国際的にも有名な方のようです。
(詳細は絵本の作者紹介のページを読んでください)
今はスイス在住のようです。
1枚1枚のページに描かれている世界はそれぞれ切り取って壁紙とか、食器や雑貨品の挿絵とかにしたいくらい、
個性的なのに飽きのこない素敵な絵でした。
こういう色彩感覚は日本の絵本には少ないように思います。
とても国際色を感じる作品でした。
タイトルを見て分かるように、この作品は1つのメッセージ的な投げかけ(きっかけ)で、この作品を読んだ人がそれぞれ受け止めたものからイメージを広げる。という作りになっています。
なので、文字は少ないですが、低年齢の子どもたちには難しいと思います。
個人的には、あまり読み聞かせにはお勧めできません。
ひとりひとりが見て自由に想像して楽しむほうがよさそうです。