5歳の娘と読みました。
「干したもの」と聞くとまっさきに頭に思い浮かぶのは干し柿ですが、
でてくるでてくるわんさか出てくる!
実はお米だって干したもの、
レーズンだって干したもの。
そして日本だけではなく、ラオスではカエル、
オランダではチーズ、
お野菜を干して乾燥させている写真もあります。
全ページカラーの干したもの特集は圧巻です!
ねずみを見て、ウゲーと言ってみたり、
トマトを見て、かわいいねーと言ってみたり、
ワイワイと読める一冊ですが、大切なこともきちんと書いてあります。
「干したもの」は、昔の人や、地域の人たちの知恵。
冷蔵庫がなかったり、電気がない時代や場所で、
どのように食物を長く保存させるか。
人類の生みだした知恵の前には本当に頭が下がります。
そして、ごはん、おみそしる、高野豆腐、なーんていう
日本の普段の食事の中にも、
「干したもの」がいかに多く含まれているか、
改めて実感させられた一冊でした。