日本語でも地方の言葉には翻訳できない言葉がある
気候や風土、生活や食べ物に結びついているので
そこから切り離して無理やり標準語に直してもしっくりこない
自分も富山に住んでいるけれど、県外の人には説明できない言葉はいっぱいある
「魚がなまる」
魚を温かいところに置いておくとくたっとしてちょっとおいしくなくなる、という意味の言葉だけれど
魚が傷む、ではいいすぎ
魚がまずくなるでは直接的
魚がやわらかく・・・だと適当?
それと同じように、世界にも説明できない文化と結びついた言葉がある
という当たり前のことに気づかされた
最初はぱらぱらと読むだけだったけれど
最後まで読み通してもう一度
世界にはこんな言葉があったんだ。
言葉の向こうに生活しているのが見える。
この本を見た後
世界の子供たち、というシリーズ(世界の国々で一人の子供にフォーカスした写真をのせた絵本)をもう一度見て
この国の人たちがどんなものを食べてどんな服を着てどんな空気の中で生活しているのか見て
またこの本を見て
とじっくり味わってしまった。