「自分のお部屋が欲しいなー」とお母さんに話した太郎。お母さんは太郎に古いじゅうたんを渡し、「これが太郎のお部屋」と教えてくれました。太郎は家中、庭中、いろんなところで友達(動物たち)と一緒にお部屋を作ります…。
日本の暖かい春が感じられる、ほのぼのとしたお話です。じゅうたんをお部屋にするというのがいい。じゅうたん…もそうですが古い毛布やキルトって子供にとって魔法の空間が作れる不思議な小道具です。これを敷いて、いろいろ空想の世界に浸れます。敷いて上に乗ってもよし、上にかけてもよし、包んだり、丸めたり、頭にかぶったり…。いろんな遊びができて、うちでも毛布やキルト(子供用サイズ)は重宝してます。太郎のおかあさんも同じ考えだったんですね。
最後の終わり方もうららか〜で、ほんわか。日本のお庭の陽だまりを思い出しました。