きたむらさんの絵は、とってもユーモラスでかわいくって大好きです。今日読んだ本もその類にもれませんでした。
息子がこの本を読んで、一番おもしろかったのは、鳥のイゴールに発せられた「すっごい おんち!」という言葉です。お友だちには言ってほしくない言葉ではありますが、そのあとの「ぼくって、おんち。。。なの?」っていう、イゴールの反応に、気づいてよかったのかな?悪かったのかなという戸惑いがありました。
これでお話が終わったら、かわいそうなお話になってしまいますが、イゴールが努力したり、すてきな出会いがあったりして、読んでいながら心が軽くはずんでいったので、ほっとしました。
おんちだろうとなかろうと、自分らしく歌う!っていうことのすばらしさを教えてくれた気がします。「こせいてき」って言葉が出てきますが、個性をもつことって大事だなあと強く思いました。