ディック・ブルーナのうさこちゃんシリーズにすっかり魅了されています。
何冊も手当り次第に読んでいくうちに、(息子ではなく)私は、初期の耳が尖ったうさこちゃんの絵が好きで、訳文は(他のが不満というわけではないのですが)石井桃子さんのが好きだということに気付きました。私自身は子供の頃これらの絵本を読んだことはなかったのですが、絵や言葉の雰囲気が懐かしく感じられるのかもしれません。
お父さんが引く車で行けるとは、うさこちゃんは海の近くに住んでいるんですね。たしか『うさこちゃんとどうぶつえん』では、動物園は電車でずいぶんかかりました。きっと海辺の田舎なのでしょう。
うさこちゃんが女の子なのにパンツ一丁なのは違和感があるというレビューを複数見ましたが、たしか、おばけのバーバパパにでてくる人間の女の子クロディーヌもパンツ一丁で泳いでいました。ヨーロッパでは小さな子はそうなんですかね。(考えようによっては、幼い頃から女の子だけ胸を隠すほうが、過剰に意識し過ぎなのかもしれませんね。)万国共通な話題のようで、意外と文化の違いも感じられて楽しいです。
夏に読むのもいいですが、貝掘りに行く機会にも読みたい1冊だと思いました。