5歳の娘と読みました。
黒猫のキティちゃんが主人公の、5歳に読むにはちょっと長い物語。
でしたが、キティちゃんと、キティちゃんをとりまく登場人物、
そしてキティちゃんのハチャメチャな行動にくぎ付けだった娘。
「女の子は大人しい」という暗黙の了解、
かつ、人間の大人たちの期待を一身に背負ったキティちゃんと、
お兄ちゃんの後に生まれて女子として期待された自分が、
とってもとっても、重なったのかもしれません。
きちんと身代わりを立ててまで狩りに出ていくキティちゃんの姿に、
きっと娘はワクワクしながら、
次は何をやらかしてくれるのだろうと、
最後まで物語に見入っていたのだと思います。
オンナノコだって暴れたい!
オンナノコだって冒険したい!
という、オンナノコの深層心理にとっても共感できる絵本のようです。
これは男子(11)たる生き物である長男には???だったらしく、
ずっと同じお話を聞いていても、食いつきが全然違ったのが、
とても対象的。で面白い発見でした。
最後には分かる人は分かるオチのようなものもあるようで、
娘はいち早くそれに気付き、絵本を巻き戻して確かめていましたよ!
娘が幼年童話デビューした記念すべき第一冊目となりました。