目に怒りの炎をメラメラと燃やした女の子の表紙がすごい迫力。
なのに題名は「わらっちゃった」って?
読まない訳にはいかないでしょう。
最初のページから、すごい形相で睨み合う「あたし」とアケミちゃん、
そして2人の間でおろおろするシーちゃん。
その後「あたし」は何かにつけ「アケミちゃんのせいだ!あったまきちゃう。」と怒り続け
・・・鬼になっちゃった!
年長の息子は「あたし」が鬼に変身した場面で怖くて固まってしまい、
おばけ寄席に着くと「もうやめよっか」と言い出した程でした!
(「寄席」が分からず、不安が増したようだったので、
お笑いだよ〜と励まして、続行しました。)
そこからは楽しくて、ちゃんと「わらっちゃった」なお話。
でも最後の最後に・・・息子は「もう、またか〜!」
ふふふ。この繰り返しが小学生よね。
昔、シーちゃんポジションの女の子だった、母の方が共感できたかもしれません。
怒り顔の迫力にハラハラさせられたけれど、
最後はやっぱり笑顔っていいなぁ、と思える絵本でした。
インパクトのある、はっきりした絵は小学校低学年のお話し会にもよさそうです。