「ぼくはかわです」 みんなの声

川辺の風景は、ただただ見つめていると、様々な出来事が起こるのだと再認識しました。
目線を固定して、時間の移りを見続けている川。
ゆったりとした物語を見ていたら、心もゆったりとしてきました。
水彩画（？）の淡さも効果的に、リラクゼーションに適した絵本だと思います。

『つきがいちばんちかづくよる』や『マーガレットとクリスマスのおくりもの』など、植田真さんの描く静かで美しい世界に、いつも魅了されます。
こちらの絵本では、定点観測のようにして、穏やかな風景を眺めることのできる作品です。
よく見ると、淡い色合いの中に、リスや子どもや小鳥を見つけることができます。キラキラした光や水面を揺らす風を感じられ、とても心が休まりました。