きょうりゅうのわかっていること・わかっていないこと(小学館集英社プロダクション)
「わからない」って楽しい!国立科学博物館監修の恐竜絵本!
はじめてのクリスマス(偕成社)
人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本
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私は野坂昭如さんの大ファンです。昔、東京で金子光晴さんの追悼のイベントに参加した時のことを今でも鮮明に覚えています。その時、野坂昭如さん、田中小実昌さんなどが来られましたが、野坂昭如さんは私の大好きな黒の舟唄を歌われました。だからこの本はひじょうに興味深く読ませて頂きました。このお話はとても切ない思いにさせてくれます。そして戦争の悲惨さをつくづく感じました。このお話はいつまでも脳裏に焼きついて離れません。
投稿日:2021/06/04
昭和20年8月15日は、日本が戦争に負けた終戦の日です。 このお話は、満州です。 女の子と年老いた狼が、コウリャン畑にうずくまり、女の子は、狼を、飼い犬のベルと間違えて泣きじゃくりながら狼のせなかに抱きついてきたの、狼は、自分の子供のように懐にだいてやります。その絵が何ともかわいく優しいのです。 しかも 死に場所を探しているの・・・・ 女の子と狼がまるで親子のようで! 悲しいことに、女の子はね、はしかにかかっていて、死んでしまうのです。 狼は、悲しかったんでしょう。 仲間のところに連れて帰り大事に守ってやろうとするのです。 狼の優しさに涙がでます。 そんな狼の優しさも、おおかみが子供をさらっていくと、思った人間が、鉄砲で、殺してしまうのです。 ああ〜 狼の優しさが・・・ 狼を、殺したにんげんは、冷たくなっている女の子を、土にうめてお墓を作るのですが・・・ 狼のことは,ほったまま、風化して骨になって、女の子を守っているのです。 同じ命を持つ動物なのにね・・ はかない命ですね! 命あるものの運命を感じます。
投稿日:2006/09/10
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