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スピニー通りの秘密の絵」 みんなの声

スピニー通りの秘密の絵 著:ローラ・マークス・フィッツジェラルド
訳:千葉 茂樹
出版社:あすなろ書房 あすなろ書房の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2016年11月20日
ISBN:9784751528631
評価スコア 4.33
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  • 祖父の伝言を探して

    舞台はNY
    プロローグは軽快なテンポで始まります。
    大黒柱である、祖父の思いがけない死。
    祖父の残した謎。
    13歳のセオがどんなふうに考え、行動してゆくのか
    彼女の生活や生い立ちが、洒落た映像が映し出されるような
    感じの文章で進んで行きます。
    数学の定理と香しい紅茶にしか興味を持たない、夢の世界に生きる母親、
    画家であった祖父から受け継いだ、堅実でナチュラルな暮らしと膨大な絵画の知識。
    物語は第2次世界大戦の描写へと進んでゆき、重苦しい気分になりますが、
    エピローグは、明るい陽射しのようになっています。
    初めて持った友人や図書館のお兄さんなども、物語をあたたかいものにしています。

    投稿日:2018/08/21

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  •  13歳の少女セオは、美術館の警備員をしている祖父と、一日中数式に取り組み夢の中にいるような母との三人暮らし。ところが頼りになる祖父は、ある日、事故で亡くなってしまいます。「卵の下を探すんだ」という言葉を遺して。

     卵の下を探しているうちに現れた謎の絵。セオは、たまたま知り合った同い年の少女、ボーディと一緒に謎を追っていきます。

     謎の絵は本当にラファエロ? でも、どうしてこんな描き方?という謎ときに付き合いながら、私の絵画史への興味も増していきました。そして、絵の来歴に迫るにあたって図書館情報学修士を持つ専門家の頼もしさ、コンピュータデータベースの素晴らしさに感動。さらに何より少女たちの行動力、機転に感嘆。

     おじいちゃんが謎の絵を持つことになった訳は、ナチスの美術品略奪とその返還プロジェクト、モニュメント・メンという歴史的事実を基に設定されています。(映画「ミケランジェロ・プロジェクト」を見ていたので、よくわかりました)セオたちが謎を追った結果、おじいちゃんの心残りが解決されました。良かった!

     卵の下に大切なものが隠されていたように、この本のストーリーの下にも様々なものが豊かに横たわっているように思いました。


     P.S. 本を手にとってページをめくった瞬間、「カニグズバーグのにおいがする?」と感じた私。(あくまで個人の感想・思い込みです)そして著者紹介を読むと、一番好きな本の一冊は『クローディアの秘密』とあり(!)、私の嗅覚はまんざらでもないかも?と思った次第ですが・・。

    投稿日:2017/02/20

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