「紙芝居 いろいろ めしあがれ！」 みんなの声

小さい子向けおはなし会用にセレクト。
いろいろな果物が登場し、ミックスジュースになる趣向。
注目は、いろいろな色の果物、ということ。
たっぷりと色を楽しめるのも嬉しいです。
もちろん、メジャーどころが多いのもいい塩梅。
ジューサーの場面はダイナミックに。
ジュースになっても、果物たちの気配があるのもいいですね。

いろんな果物が次々に現れて自己紹介。
単純にそれだけの絵で、ワクワクしてくる不思議な紙芝居です。
みんなが一緒になると何になるのでしょう。
どんな味がするのかも興味がわきますね。
園児たちも喜びそうな紙芝居です。

まだ言葉もままならない1歳前後の子供たちも、はきりとした色とシンプルな場面に釘付けになります。
ちょろちょろしていた子も一斉にこちらを向き、紙芝居に夢中になりました。
果物や色の名前を覚え始めた子供たちは、果物の登場を予測しながら、
大きな声で”もも〜！”、いちご〜！”、”あか〜！”などと嬉しそう。
知育にもなるワクワク紙芝居です。

ちょっとびっくりするぺーんネームの作者ですが、内容はわかりやすく楽しい紙芝居でした。
0・1・2歳児用という設定にもぶれず、この時期の子どもたちの目線をしっかり考えて作られています。
8場面で、テキスト（文章）も端的で短くリズムもよいです。
いちご・レモン・もも・キウイ・ぶどう・ときて、最後にミックスジュースになる変身の楽しさも味わえるうえ、出来上がったジュースの中には、しっかりそれぞれの果物たちが描かれているところもいいなぁと思いました。

ぜひぜひ、この年代のお子さんたちにやってみたいです。