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赤羽さんのエッセイを読むうちに赤羽さんが鬼の赤羽と呼ばれていたことを知りました。 確かに鬼が出てくる絵本をよく描かれています。 中でもこの『鬼のうで』と『鬼ぞろぞろ』の鬼が私にとってはとても印象深く心に残りました。 この作品を描かれてから、鬼が切られた右腕と同じように赤羽さんの腕も動かなくなったというエピソードを読んで、驚いたばかりだからです。 赤羽さんの絵というと、余白がとても活きていて、グロテスクなことなくさらりと書いてあるのに、怖さと臨場感はあり、とても力強く感じます。 子どもの頃にもこの話は何かの形で読んだことがありましたが、こんな風に絵本にして出会うとまた違った感じがします。 今の子どもたちは古典文学に触れる機会があまりないように思うので、赤羽さんの絵本から古典に触れていくのもいいかもしれないと思います。
投稿日:2010/12/31
有名な渡辺の綱の羅生門での鬼退治のはなし。といっても、渡辺の綱事態を知らない人も多いと思う。 そんな人にもこの本は文句なしに面白い。都を荒らす鬼を退治しに行って、腕を取ってきたのは良いけれど、鬼は必死にその腕を取り返しにくる。鬼と人間の知恵比べ+力比べの話しです。 赤羽さん66才の作品です。力の溢れる筆のタッチで、ぐいぐいと平安の世界に引き込んでくれます。もう何百年も練られた話しを、赤羽さんが絵本にふさわしいように再構成されているので、面白くないわけがない。日本風土、空気感を描いたら当代随一の赤羽さんの傑作だと思います。
投稿日:2006/11/05
酒呑童子退治の際に逃げおおせた鬼と武士たちの、攻防物語です。 赤羽さん独自の描き方で、物語の中に引き込まれてしまいました。 昔話としてはあまり馴染みのない内容と、絵そのものが子ども向けではないので、読み聞かせというよりは、興味を感じる人たちの一人読みの世界かと思います。
投稿日:2019/12/20
迫力があり、美しくて、すばらしい赤羽さんの絵。物語のなかに、ひきこまれました。古典の世界を身近に感じられます。 昔話や日本の古典など、時代がちがっても、赤羽さんの絵で読むと、自分のなかで物語が息づく感じがして大好きです。
投稿日:2017/02/11
この作品を手にした時、一番注目すべき点は、 文章も赤羽さんが書かれている!という事ではないでしょうか? 赤羽さんが文章も書かれている絵本作品を読んだのは、私はたぶん本書が初めてです。 とてもリズム感があって、言葉の切れが良くて、文章そのものも読みやすかったですし、 「作・絵」ともに同作者という事でなのか、絵と文章の配列が見事で、 ページごとに文字の太さが違ったり、絵や文字の配分が変わったり、遊び心満載なのが伝わってきます。 文字でも絵を語っている感じがするのに、ちっともウザったくなく、1つの作品としての完成度が高いなと、感じました。 ここに登場する「鬼」は綱と対決しているときは非常に恐ろしい印象なのに、一人きりでいるときの表情やしぐさなどには愛嬌がありました。 こういうところも見逃さずに見てほしいです。 とても読みやすいいい作品です。これからはどんどん子どもたちにも読み聞かせなどで紹介していきたいです。 対象年齢は4年生以上からでしょうか。 個人的には、歴史的なことと合わせて物語そのものを楽しめる中学生・高校生にいは、もっとおススメしたいです。
投稿日:2016/07/30
京の都にほどちかい 丹波の大江山 に酒呑童子という鬼がいた この鬼を捕まえようと 源頼光という武勇優れた侍が けらいをつれて 鬼退治に行くのですが・・・・・ 一匹の鬼がにげた 鬼は悪さをして 女達をさらっていった この鬼を退治するのが 渡辺綱 このお話の潔いこと 迫力満点の 鬼 鬼の腕を切る 立ち回りに 引きこまれます 渾身のはくりょくのある 鬼 見事です! 御伽草子 太平記などの古典文学の物語で 歌舞伎でも演じられているのです 歌舞伎で見るのも 見事でしょうね 迫力があり 鬼と 綱 頼光の駆け引きは 見事です 口調も 躍動感があり 読んでいて 思わず リズムが出てきます 声に出して読むのをお奨めします なんだか 自分も 歌舞伎役者になったような・・・・・ 赤羽さんの絵は 見事です 京都の人間としましては なんだか 身近な地名であり 親しみを感じました
投稿日:2016/05/12
鬼の出てくるお話はよくありますが、この絵本に出てくる鬼は今まで見た中で一番怖いかもしれません。 源頼光の家来、綱が鬼と戦うシーンは迫力があります。 その描写はやけに生々しく、話を読んだだけで絵を見るのがためらわれるほどです。 そして、鬼の腕をとったあとも落ち着く暇もなく、腕を取り戻そうと近づいてくる鬼にハラハラドキドキしっぱなしでした。 鬼の首が山へと戻る場面。 何だかまた姿を変えて戻ってきそうで、怖いです。
投稿日:2009/03/15
鬼が侍(綱)に切られた腕をとり返しにやってくるお話。 赤羽さんということもあって、挿絵も怖い感じですし、 お話も怖いですね〜。 うちのは怖いの大好きなので、その怖さを楽しんでいましたが、 あまりにも怖く読んでしまうと、お子さんによってはかなりひくかも知れません。 コマ割りのような挿絵は臨場感たっぷりで、私はそんな雰囲気が好きです。 それにこのお話、すごい昔話語りなので、 子供に読む前に読む練習が必要だなあと感じました〜。
投稿日:2008/02/04
丹波の大江山に住む酒呑童子といういかつい鬼を 源頼光の家来、綱が退治したという古典のお話からの再話。 赤羽末吉さんが長年想を練って描いた重厚な作品となっています。 いわゆる武勇伝ですが、鬼の腕を切り落として持ち帰るなど、 迫力の展開はちょっと怖いですね。 人間と鬼との知恵比べという点でも面白いです。 文章の語り口が昔話風のリズムがあり、心地よいです。 御伽草子が書かれた頃は、人間と鬼は共存していたような気がします。 そんな背景も感じ取ってほしいです。
投稿日:2008/02/03
鬼の腕を、取ったり取返したり、はらはらするおはなしです。 文章は、本格的な(?)昔話の口調で、お話の世界に入り込んでいけます。 絵が、まるで映画のようなカット割で、どきどきしてきます。 小さい子には、怖すぎるかもしれませんが、怖い話を信頼できる大人と読むことで、 恐怖を乗り越えていけると思います。 赤羽さんの絵は大好きです。
投稿日:2006/09/20
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