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ルリユールおじさん」 みんなの声

ルリユールおじさん 作:いせひでこ
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2011年04月
ISBN:9784061324657
評価スコア 4.85
評価ランキング 87
みんなの声 総数 92
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92件見つかりました

  • か〜っ、沁みる〜っ

    心に沁みました。つい値段を確かめてしまいました。これは手元に、本棚にいつもひっそり立っていて欲しい本です。
    本を大切に思う気持ちは、もちろんおもちゃをはじめ物全般に通じると思います。
    潰れたから新しいのじゃなくて、思い入れのあるこの本だから良いのだと思う気持ち。どうにか修繕してまた大切にしたい気持ち。それを汲んで動く職人の手。
    なおるかな、どうなるかな、不安と期待で覗き込む女の子。
    職人さんと女の子のやりとりは、本やその内容を通して繋がる本好きのおじいさんと本好きの子供といった雰囲気でとても心温まります。

    本の製作過程が丁寧に表現されており、それもおもしろかったのですが、自分の本を自分でカスタマイズできるおもしろさも味わいました。
    表紙の色を選んだり、自分の好きなページが表紙になったり、名前入りの(それも金文字で)自分だけの本が出来上がる楽しさったら。
    私もそんな本が欲しい。「ネバーエンディングストーリー」に出てくるような重厚な本に憧れのある私。その装丁だけでかっこいいのに、そんなオリジナリティ。一生物。

    図書館の返却本がひどいことはしばしばニュースにあがっています。そんな時代に本の、物の大切さ、それを大切にする人の心がよく伝わってきました。
    海外絵本に見間違うようなしっとりしたパリの街並みと相まって、絵も内容もとても素敵な絵本です。
    ラストは、作者が子供にくれた1Pでしょうね。

    投稿日:2007/05/28

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  • ルリユールという仕事

    ルリユールという、製本職人の物語。
    私は、この絵本で初めてルリユールという仕事を知りましたが、
    職人の技術により、本が蘇るということに、その丁寧な工程にとても感動しました。
    今回は私が一人読みしましたが、娘たちがもう少し大きくなったら、是非とも読み聞かせたいもしくは、読んでほしい一冊です。

    投稿日:2021/05/19

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  • ”魔法の手”で、作られた本

    とても素敵なルリュールおじさんでした。魔法の手で、本を修復

    していきます。本やさんには、新しい植物図鑑がいっぱいあるけ

    れど、どうしてもこわれた植物図鑑をなおしたいとルリュールおじ

    さんを探してなおしてもらいます。”ソフィーの木たち”と、本の題

    も新しくしてもらって、アカシアの絵は、表紙に生まれ変わり金の

    文字で名前をソフィーと刻んでくれました。おじさんの作ってくれた

    本は、二度と壊れることはなかった。そして、ソフィーは、植物学

    の研究者になったお話でした。

    投稿日:2019/09/20

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  • パリの女の子ソフィーは 木が大好きで、いつも図鑑を見ていたのです

    図鑑がバラバラに そこでルリユールおじさんに その本の修理を頼んだのです

    おじさんは 優しく 仕事場で 本をバラバラにして 直してくれました
    この行程が 職人技で すごいんです  
    いせひでこさんは 丁寧に その行程を描いてくれました

    作者も 感動したのでしょうね!  (西洋では革製本で手作りの本を作る職人がいます)
    おじさんの手は 木のこぶのようですが 魔法の手なんです

    素晴らしく 生まれ変わった ソフィーの木の図鑑

    大切な本で 学び 植物学の研究者になった ソフィー 

    ルリユールおじさんの魔法の手の おかげですね

    素晴らしいお話でした

    人間の物を大切にする 心が いっぱいいっぱい つまった 素晴らしい お話でした

    感動しました!

    いせひでこさんの アカシアの木も すばらしい!

    投稿日:2019/03/06

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  • 素敵な絵本です

    • 針鼠さん
    • 20代
    • ママ
    • 北海道
    • 男の子2歳

    小児科の待合室に置いてあり、気に入ってしまったので後日購入しました。

    絵もストーリーも優しく美しく、読後感がとても穏やかです。
    職人に対する敬愛、本や子どもの興味を大切にする心が呼び覚まされるようです。

    我が子はまだ幼すぎるので、うっかり破られないように高いところに保管しておりますが、
    もう少し大きくなってから、是非読んでみてほしい本の一冊となりました。

    投稿日:2019/02/18

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  • 1本の映画を見たような気持になる本

    絵も内容も素敵な絵本です。

    ルリユールとは本を直す仕事の事だったのですね。
    絵も素敵でパリの街並みのお洒落な雰囲気が本全体に漂っています。
    行ったことないけど、パリってこんなところなんだろうなー

    1ページに書かれている文章は短いし、絵だけのページもあるけど、その分ページ数は56ページと多いです。(読み聞かせるのに9〜10分かかりました。)
    ほどんどがソフィーとルリユールおじさんの会話からなっているからか、1本の映画を見たような気持になります。

    素敵なお話でありながら、読むと自然にルリユールというお仕事の事が分かってしまうという。

    そして絵と文章がとてもマッチしている。

    面白いとか泣けるとか感動とかではないけれど、素敵な余韻を残してくれる絵本でした。

    投稿日:2018/10/25

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  • やさしい、大人に読んでほしい物語

    • じっこさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子6歳、男の子2歳

    ルリユールという、本を修理する仕事をしているおじさんと、本を直してもらう少女の、ひとときの交流の物語。
    ルリユールという仕事を初めて知りました。とても素敵な仕事で感動しました。本好きな大人は特に感動すると思います。絵も美しいです。
    6歳の娘は、ふーんという感じで特に食いつきませんでしたが・・・。また、大きくなったころに手にとってほしいと思います。

    投稿日:2018/01/25

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  • やさしい映画を観るように

    表紙の色彩に魅せられ、手にとり、大切な一冊となった絵本です。
    この絵本が、いせひでこさんの絵との出会いになりました。
    ブルーの勝った色彩、人づてに聞いた本のお医者さんを求めて、パリの街を探す小さなソフィ。
    めぐり逢った職人のおじさんは、ソフィの宝物をよみがえらせてくれました。
    静かなフランス映画のようです。
    次に買う時はだれかへのプレゼントにと思っています。

    投稿日:2016/08/28

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  • 素敵な素敵な絵本でした!

    いせひでこさんのイラストがとても素敵な絵本でした!
    ゆっくりと温かい気持ちになる,大人が読みたい絵本ですね!
    「ルリユール」という仕事,私はこの絵本ではじめて知りました。
    仕事に誇りを持つルリユールおじさんの手が何とも味わいがありました。
    そして1冊の本を大切にしていく女の子の姿も愛らしく微笑ましくて。
    5歳幼稚園児の娘を持つ親の私は,この絵本の女の子にどこか娘を重ねてしまい,こんなふうに何か自分の好きなことや熱中できるモノを見つけて真っすぐに生きていってほしいと心から思ってしまいました。
    静かな温かさの中に感動がある絵本で,本当によかったです!!

    投稿日:2015/12/27

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  • いい手をもて

     この春、60歳の定年を迎えます。
     かつて「男の顔は履歴書」と言ったのは大宅壮一さんだったでしょうか、時に鏡の中の自分の顔をつれづれにのぞきこみながら、果たして私の顔はどんな履歴書にできあがっているのかと思ったりします。
     なんとものほほんとした顔からはどんな履歴も浮かんでこないのですが、それでもなんとかこの顔で定年の時を迎えるのだなと嘆息したりしています。

     絵本作家いせひでこさんの代表作ともいえるこの作品の中に手の表情だけを描いたページがあります。
     主人公の女の子ソフィーがこわれた植物図鑑を直すために一人のおじさんを訪ねます。
     おじさんは本の製本職人です。「ルリユール」というのはその職業の名称です。
     小さなソフィーはそんな難しい名前は知りません。自分の大好きな本が元通りになるのだったら、それでいいのです。
     おじさんはソフィーの願いに聞いてくれます。
     本を修復しながら、ソフィーとおじさんの会話がぽつんぽつんとはさまります。
     ソフィーが見つけた一枚の男の絵、それはおじさんのお父さんの絵でした。
     その夜、おじさんは一人になって、自分と同じようにルリユールであった父のことを思い出します。
     ソフィーとの会話がおじさんに父のことを思い出させてくれたのです。
     その場面に、手のページがあります。

     「あの木のようにおおきくなれ」と父がといつも言っていたことを思い出します。
     そして、「父の手も木のこぶのようだった」と。
     このページに描かれている手は働いてきた男の手です。
     ルリエールという仕事に誇りを持ち、細心の注意をはらいながら優しく丁寧に本を製本していく手。
     父がかつてこういったことをおじさんは思い出しました。
     「名をのこさなくていい。いい手をもて」。

     「いい手」とは命を生み、育み、また新しい命につなげていく、大きな木のようなものかもしれません。
     いせひでこさんはこのたった1ページの手のページにどれだけの熱情を注いだことでしょう。
     手のページを開きながら、じっと私の手を見て、ルリユールおじさんのようにつぶやいてみます。
     「わたしも魔法の手をもてただろうか。」

    投稿日:2015/02/09

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