「ハロウィンナー」 みんなの声

タイトルを見て
「これ、だじゃれの絵本？」
ってすぐに思いました。
しかも、足の短いということで、ウィンナーとあだ名をつけられた息子犬に母犬が用意したハロウィーンの衣装がこれって・・・ちょっと笑いを通り越して無神経だなと感じました。

前半は、母親をはじめ友達などがオスカーをからかいすぎてちょっとイヤでしたが、途中からいい感じに展開しました。
足は短くちょっと遅いけどとても勇敢なオスカーは、猫のいたずらを見抜きみんなを助けます。
あんなにからかっていた友達なのに、オスカーたら優しい。
ちょっと、いい話。
楽しいタッチでお話が展開されるので子供には分かりやすく面白かったようです。

挿絵が笑えますね＾＾；
オスカーのハロウィーンの仮装姿とか♪

その上ちょっと駄洒落まじりな、このお話。
オスカーという名の犬がなぜウィンナーと呼ばれるのか。
そのあたりも笑えるし、
最後にはオスカーがウィナー（勝利者）になっていたり、
たぶん原作で読んだらもっと楽しい言葉遊びがあったりするんじゃないかなあと思ってしまいました♪

そうそう何より気に入ったのが、最後のオスカーの名前。
なぜそうなるんだろう？！
これにもまたまた大うけでした＾＾；

足がうんと短くて、胴がうんと長い犬のオスカーは、
いつも仲間から「ウインナー」とからかわれてうんざり。
ハロウィーンの日にママが用意した衣装にも・・・フゥ〜ってため息が出ちゃう。
さあ、そんなオスカーとお友達にちょっとしたハプニングが。

そのちょこっとしたハプニングでオスカーが大活躍。

ちょっとダジャレ混じりのお話しか〜って
娘も突っ込みまくってましたが、これがほんとの狙いだったりして？
っておもいながら読むのもいいかな？ （＾◇＾）
日本では余り馴染みのないハロウィンですが、
ハロウィンの楽しい様子やオスカーやお友達がハプニングを通して
お互いを認め合っていくところも、子どもたちの友人関係のやりとりに似ていて
娘もお友達との関わり方について考えさせられたようです。

それにしても、オスカーのママも「ウインナー」って読んでるところにはびっくり！

ハロウィンが大好きな子供達のために図書館で借りてきました。

ウインナ〜と呼ばれお友達からからかわれるのが嫌で嫌でたまらない足の短い犬、オスカー。

ビックリなのは、オスカーのお母さんまでもが愛称のように「ウインナ〜」って呼ぶのです！
挙句の果てに、ハロウィンの晩仮装する為にお母さんが用意した服は･･･
ホットドッグ型のもの！
気絶寸前のオスカーですが、お母さんを悲しませない為に、仕方なく袖を通します。

わわわ、これは、いま巷を賑わせている「いじめ」と同じ雰囲気ではないかしら。

でも、ハロウィンの夜　勇気を持って友達を助けて、オスカーはみなに認められます。

これでこそハッピーハロウィン！！

原題は『THE HALLO-WIENER』。
表紙絵の主人公オスカーの神妙な表情が全てを物語っています。
胴長で足の短い犬オスカーは、「ウィンナー」とからかわれています。
もちろん、うんざりで嫌なんですが、こともあろうにお母さんまで
愛情たっぷりに「ウィンナー」と呼び、
ハロウィーンの仮装用にからし付きのホットドック服をプレゼントします。
さて、ハロウィーン当日、案の定冴えない事ばかりですが、
ひょんなことでオスカーは一躍英雄（＝勝者Winner）に。
我が家の家族全員、駄洒落にしょうもなー！と突っ込みを入れつつ
でも妙に盛り上がりました。
珍しく夫までもがつられて読み始め、
お話とは関係ありませんが、教室の黒板の文章に大受けでした。
こっけいな作品だけに、ベテラン金原さんの訳出がさすが！の味わいです。
私はお母さんの無神経ぶりにちょっと唖然ですが、
オスカーの優しくいじらしい行動に大拍手です。