きっとこの絵本は幼稚園に行くようになったら
娘の中で“共感”できる絵本かなーと思いました。
れいちゃんとケンカをしたまま別れてしまったりっちゃん。
「れいちゃんのばか!」と言いながらも
落ち葉に埋もれて空を見上げたりっちゃんの表情には
ケンカしちゃったことを悔やむようななんとも言えないビミョウな色が浮かんでいるのです。
ついつい読んでいて切なくなります。
やっぱり村上さん巧いです。
家に帰ったりっちゃん。おじいちゃんが焚き火で焼いたおいもを食べますが横にはりっちゃんが!
おじいちゃんのちょっとした気遣いでしょうか。
どこかよそよそしい態度の二人もおイモの美味しさに仲直り。
美味しいものを前にするとギスギスした気持ちもやんわりとなるものですよね。