夜の9時を過ぎ、外に出されたねこがどのように過ごしているのか。人間の目に映る風景(白黒)と、ねこにはこう見えているだろうというおなじ場所の風景(色鮮やか)が交互に描かれています。よるのぼうけんを終えて、かえってきたねこに「ぐっすりねむれた?」、ゆっくり眠っているねこに「なんてなまけもののねこなんだ。よどおしねていたくせに、ひるもまたいちにちじゅうねるなんて!」というりーさんの言葉に「ふふっ」と笑ってしまいます。
8才の息子は、白黒の絵から鮮やかなページに移った時、「なんだ、なんだ?」と驚いていましたが、すぐに理解して「戻って、戻って」と何回も戻らされました。今までに読んだことのないタイプの絵本(交互に描かれているところ)なので、印象深かったようで「面白いね」と言っていました。