おじいちゃんの「いいから いいから」の台詞が、
のんびりとほのぼのして平和な気分になります。
鬼の親子も拍子抜けして前代未聞の「おへそ返品」です。
公民館のお話会で、幼稚園女児からのリクエストで読んだ。
「このお話、知ってる?」と聞いたら5人が手を挙げた。
「初めて読むんだから間違ったら助けてね!」とお願いして
読み聞かせた。
子供達は、なんだか得意そうなニコニコ笑顔で、うなずきながら
きいてくれた。
「そうそう、うんうん」みたいな表情だった。
それも可愛く、読み手も乗せられて楽しかった。
子供の頃、雷が鳴ったら「おへそを取られる」と信じていた。
押し入れや布団に隠れたりして、恐かった。
翌日は小学校の読みきかせ会、低学年に長谷川義史さん絵の
「おじいちゃんのごくらくごくらく」を予定していたが
変更して「いいからいいから」を読んだ。
担任の先生にも好評。勿論子供達もニコニコ喜んでいた。
友達へのお助けや慰めの魔法の言葉にして欲しいなと思った。
大人もこれくらいの寛大な心でおつきあいしたいです。