4歳の息子に読みました。
『シナの五にんきょうだい』という絵本と内容がとてもよく似ています。中国にいろいろなバージョンがある昔話なのかもしれません。
うちでは『シナの五にんきょうだい』を少し前に読んだタイミングだったので、息子もそれに気づいて「こっちの方が人数が多いから面白い」と言っていました。私は9人にちゃんと名前がある点が面白いと思いました。名前が書かれていると、何だか現実の人として受け入れることができます。
一方、大人の目線で見ると、王さまの恐怖心も理解できます。なかなか深いです。
『シナの五にんきょうだい』も人数が少ないだけでなく、話のテンポが良くて、愉快さもあり、とてもすっきり読めるので、両方を比べて読んでみると面白いと思います。